「お酒」古くは紀元前4,000年前にはメソポタミア地方のシュメール人によりワインが飲まれていた痕跡が発見されている。人類の歴史とともに歩んできた飲み物で、その魅力は人々を引き付けてやまない。様々な飲み方が研究し尽くされ、今なお愛される飲み物だ。
味ははっきり言って美味しくは無いのであるが、何故か美味しく感じるし定期的に飲みたくなる。そんな魔法のような飲み物なのだが近年はそんなお酒を飲まない選択をする人たちも多くいる。
かく言う私も昔に比べたらお酒を飲む量や機会を減らしているのだが、そうした取組により感じたお酒を飲まない事による、メリットとデメリットについて紹介する。
目次
お酒を飲まないメリット
さて、本題に入るがお酒を飲まない事によるメリットは主に以下の通り。
- 夜しっかりと休める
- 主体的な活動に時間を使える
- お金が溜まる
- やらかすリスクが低くなる
- 健康に良い
夜しっかりと休める
お酒を飲むと夜の睡眠の質が低下すると言われている。かくいう私もお酒を飲んだ夜はイビキがすごく、妻曰くたまに呼吸が止まっているようだ。いわゆる睡眠時無呼吸症候群のような感じになっているるのだ。
イビキをかかない人でも朝なんとなく目覚めが悪いとか、睡眠が浅く朝早く起きてしまったという経験はあると思う。
そう、お酒は睡眠の質に大きく低下させてしまうので飲んだ時と比べて、飲まない場合は睡眠の質が高くしっかりと休む事ができるのだ。しっかり休む事で次の日最高のパフォーマンスで過ごす事ができる。
主体的な活動に時間を使える
お酒を飲むとダラダラしてしまい時間を無駄に消費してしまう。そのため、飲まないことによりその時間を他の活動に使えることができるという訳だ。
いやいや、お酒を飲みながらだって他の事ができるだろ。という意見もあると思うのだが、それは否定しない。お酒を飲みながらゲームや映画鑑賞など非常に楽しい時間の使い方である。
だがしかし、能動的な活動であれば問題ないかもしれない。では勉強は生産的な活動(仕事など)など自らが主体的な活動の場合はどうだろうか?集中力が無くなったり、眠くなったり、記憶が上手くできなかったりとあまり効率的にできないと思う。
お酒を飲まない事により、主体的活動に効率的に時間を使うことができるのだ。
お金が溜まる
今更述べるまでも無いのだが、お酒を飲まないことでお金の節約ができる。
家でお酒を毎日飲めば安く済むかもしれないが、外で飲む場合はどうだろうか?一回数千円は飛んでいったりすることがあるだろう。お酒一杯安くて500円とかかかるのに加え、普通は一杯では済まないことが多い。ついつい飲んでしまうのでそれだけお金がかかってしまう。
お酒を飲まないことでこうした出費を抑えられるのだ。
やらかすリスクを低くできる
お酒を飲んで何度失敗したことか。私は調子に乗ってお酒を飲んで飲み過ぎるタイプの人間のため、これまでに何度やらかした。思い出したくもない黒歴史である。
ちなみにこれは私が友人の結婚式でやらかした時に写真。
そうした点から見るとやはりお酒を飲まないことによるやらかすリスクを低くできるのはメリットだ。私もお酒を控えるようになってからは最近では飲酒によるやらかしというのはほとんど無くなっている。
健康に良い
お酒を飲まないことで健康な体を保つことが可能だ。お酒を飲むと利尿作用でビタミンなどの栄養を体外に排出してしまうし、アルコール分解でエネルギーを消費してしまい肌トラブルなど影響を及ぼしたりする。また、肝臓にもダメージが蓄積されていくので、やはりお酒は健康に悪いと言わざる負えない。
呑兵衛の中にはお酒をアルコール消毒と称して飲む人もいるが、それは健康には逆効果である。
お酒を飲むことは健康に悪いので、それと比較するとやはり飲まないことは「健康に良い」といえよう。冒頭にも述べたが夜は睡眠が深くなり疲れも癒すことができ、免疫力も高めることができるので健康に良いのだ。
また、メンタルも落ち込むことも無いので心身ともに健康になれる。
お酒を飲まないデメリット
メリットについて述べたので今度はデメリットについても軽く触れておく。主なメリットは以下。
- 付き合いが悪いと思われる
- ストレスが溜まる(酒飲み限定)
- 酒飲みからカッコ悪いと思われる
付き合いが悪いと思われる
せっかくお酒に誘っても断られてばかりでは「付き合いが悪い」と思われるものだ。お酒に限った話ではないがやっぱり誘いを断られると断られた側は付き合い悪いと思うものだ。
お酒は誘いの頻度も高いため特にこう思われる傾向がある。
付き合いが悪いと思われると、つまらない奴というレッテルを貼られて居心地が悪くなるデメリットがあるのである。
ストレスが溜まる(酒飲み限定)
普段酒を飲んでいる人限定だが、お酒飲みたいのに我慢していると当然ストレスが溜まる。
1日仕事を終えて疲れて家に帰ってきたらやはり一杯やりたいものさ。でも次の日仕事があるからと我慢したり、休日昼間っからビールでも飲みたいなと思っても車の運転があるからやめておこう、、、このようにお酒を飲まないことによりストレスが溜まってしまうのだ。
飲みたい人は我慢はほどほどにしておくと良いかもしれない。それに定期的にガス抜きしてあげないといざ飲んだときに深酒になりやらかすリスクも高まることもある。バランスが大事。
酒飲みからカッコ悪いと思われる
酒を飲む人=大人、飲まない人=子供、という謎の先入観は無いだろうか?多分こういう考えは酒飲み人にはあると思っていて、酒を飲みたがらない人はカッコ悪いと思われるのだ。
おそらく映画や漫画・アニメとかそういう描写が多いからなのかもしれない。そもそも、ヤクザでもなんでも儀式とか成人式とか日本の伝統でも「お酒」というものは特別な存在でこうしたイメージは人類共通の感覚なのかもしれない。
しかし、逆もまたしかりで、お酒を飲む人はたしかに大人なのかもしれないが、お酒に飲まれる人というのはお酒を飲まない以上にカッコ悪いことである。ほどほどに嗜む程度が良いだろう。
本当は飲みたいけど自制心で「あえて」飲まないのが本当のカッコいいなのだ。
お酒を飲むべき時
お酒を飲む事によるメリット・デメリットについて述べてきたがではどんな時に飲むべきだろうか?ということについても述べておく。
- お祝いごとの時
- デートの時
- 友人と議論するとき
- 悪ぶりたい時
- 人仕事終えた時
大体こんな所だろうか。
お酒は基本的にポジティブに飲むことで前述したデメリット以上のメリットを享受できる飲み物だと思う。
お祝いごとや仕事を終えた時に飲めば、楽しい気持ちがもっと楽しい気持ちになる。
友人と議論をする際にはお酒を飲むことで議論が活発化させることができる。こうした議論の場は私も好きで、お酒を飲みながらの議論では普段思いつかないようなアイディアがでてきたり、情報の生理ができたりと良いことづくめなのだ。大学院時代も研究に行き詰まったら良くお酒を飲んで議論をしたものだ。
あと悪ぶりたい時にも飲むと良いだろう。何となく真面目な自分に嫌気が指してくることは無いだろうか?私はある。そうしたときにお酒を飲み、背徳感を味わうことでちょっとワルになれる。これがなんとも気持ちが良い。人に迷惑をかけず自己満足の範疇で悪ぶりたい時にはお酒を飲むのが良いと思う。
さいごに
お酒を飲まないことによるメリットとデメリット、飲むべき時について紹介した。
お酒は楽しく、正しく使用すれば人生を豊かにしてくれる。その反面、お酒は自分の首も締めかねない諸刃の剣だ。
そうしたことを理解した上で正しく付き合うことが肝心だろう。
以上、最後まで読んでくれて感謝