残業はしないほうがいい理由。残業せずに自分の価値をあげよう。

残業はしないほうがいい理由。残業せずに自分の価値をあげよう。

皆さんは残業をどれくらいしているだろうか。0時間という人もいれば、月100時間を超える人もいるのではないだろうか。

残業をしていると凄く働いた気になり、自分の価値が上がっているような感覚になるが、それは危険な状態かも知れない。

私もIT業界で働いている身だが、メンタルを壊して休職するまで残業まみれの生活を送っていた。がむしゃらに働き、かなりの時間を仕事にささげて来たのだが、今振り返ってみると空っぽでこの3年間自分は一体何をしてきたのかがあまり記憶がない。

残った物といえば、会社に慣れたこと以外に何もない。メンタルがすり減り、頭が後退し、腹が出てきて歳を重ねただただ人生というリソースを無駄にしてきたとさえ思えてくる。

正に悲劇である。こうした経験から分かった残業の無意味さについて私の考えを述べていこうと思う。この記事を読んで残業について今一度考えるきっかけになれば幸いである。

残業ばかりしていると自分の価値が磨かれない

まず、残業していて自分の価値が上がっていると思っている人は要注意だ。

私がそう思う理由は以下に書き連ねてみた。

  • 勉強時間が無くなる
  • 人間関係が狭まる
  • 体力がなくなり意欲が無くなる
  • 趣味が楽しめなくなる
  • ハゲる

詳しく見ていこう。

勉強時間が無くなる

当然だが、残業ばかりしているとまとまった時間が取れず、勉強ができなくなる。特に私が所属するIT業界は技術の進歩が早く次々と新しい技術が出てくる。しかし、勉強時間が取れないとそうした技術を勉強する時間が取れず、気がついたら浦島太郎状態となるのだ。

私も例外ではなく、残業ばかりしていた頃は気がついたらほとんど勉強しなくなり、いつの間にか世の中の情勢から取り残されてしまった。

もちろん、今はスマホがあるためその気になればどこに居ても勉強はできるだろうが、そう簡単に勉強はできないのがほとんどだろう。むしろ残業で時間が取られてリフレッシュする時間がない分、スキマ時間は貴重な休息時間となってしまうのは仕方ないことだ。

こうした状況は非常にまずく、勉強を怠り社会から取り残されてしまうと今勤めている会社でしか生きられない体に鳴ってしまう。これからは如何に価値を生み出せる人間になれるのかが重要なのに、これは非常にマズい。

残業ばかりしていた頃は家に帰ると12時を超え、PCなど一日中触っているので家に帰るとそうした情報機器を見たくもないし、触りたくなくなりそれまで好きだったことが全くもって無関心になってしまった。

人間関係が狭くなる

当然だが会社と家の往復だと必然的に社内の人としか付き合いが無くなる。もちろん多くの人と接する機会がある人はまだましかも知れないが、私のようにエンジニアは、ほとんどオフィスで仕事をしている。そのため人間関係は仕事で関わる人以外は晩御飯を買うコンビニの店員位になる。

いつの間にか友人とは疎遠となり、セミナーや勉強会への出席も難しくなり気がついたら毎日同じ人としか会っていなくなる。

職場の飲み会も毎回同じ人と飲み会になるため、話のネタもなくなり単なる愚痴の言い合いの生産性皆無な飲み会ばかりとなる。

こうして、外界からの刺激や情報が全く得られなくなってしまう。こうなってくると視野が狭まり人生がつまらなくなる。当然、同じ人と毎日顔を合わせていれば新しい話などほとんどなくなり毎日同じ事の繰り返しとなってしまう。

体力がなくなり意欲が無くなる

当然だが、平日はほとんど体を動かせなくなるので体力が衰えてくる。筋力も衰え、次第にだらしなく腹が出てくる。こうなってくると次第に、物欲、食欲、性欲、、、など人間が本来持っている欲という欲が無くなっていき無気力状態となる。

気がつけば、人生何も楽しいと思うことが無くなってしまい出世欲や向上心も無くなっていくのだ。こうした無欲の人というのは総じて魅力が無く、話していてもつまらない人になる。こんな人どうして価値を生み出せるようになるだろうか。

身の周りで生き生きとしている人を見ていただきたい、休日はめいいっぱい遊び、様々なことに興味を持ち、綺麗女性と交際し、服や持ち物もそれなりの物を持っているのでは無かろうか。こうした人は話してみると実に様々な引き出しを持っており話してもとても楽しい。

このように、欲とは価値を出すためには必要不可欠なものなのだ。残業しすぎると体力が衰え欲というものが失われてしまうのだ。

私も残業して休職する前は人生に楽しみを見いだせず、全ての欲という欲が失われてしまっていた。幸い休職することでかなり復活し、今は人生をそこそこ楽しめるようになってきている。

趣味が楽しめなくなる

IT業界で言うと趣味でPCを使用してソフト開発したり、自分独自のシステムを構築したりする人が多くそうなのだが、以外とそういう人は少ない。なぜなら残業ばかりしていてそうした趣味的な活動に勤しめなくなったからだ。

逆に、残業をあまりしない友人の場合は、個人制作などに積極的に取り組み自分の価値を見いだしている人が多くいるように思う。

趣味に勤しむとストレス解消にもってこいなのはもちろんだし、そこで得た知識というのは仕事に役立つ場合がある。

趣味を通して思わぬ人との出会いもあるわけでそうした機会を失ってしまうのは人生において大きな損害だと言えるだろう。

趣味をするにしても、勉強するにしてもある程度の余裕は必要でそういうところからこれからの時代に生き抜くことができる価値というものが生まれてくるのではないかと私は考える。

ハゲる

私の場合だが、無慈悲なまでの残業に加えパワハラを食らっていたのも原因かも知れないのだが、ある時ふと鏡で自分の頭を眺めていた時に異変に気がついた。

それは、いつの間にか頭がMになっていっていることにだ。衝撃が私の中を貫いたと同時に自分は何のためにこんなにまでして働いているのだろうかと悲しみを覚えた。

こうして気がついたら40歳、50歳になり、その間自分の価値を磨いてこなかったばかりに会社ではお荷物扱い、頭はハゲ散らかして、影では自分の悪口を言われまくる。

会社のために今まで身を削って働いてきたのに、会社とは非情なものだ、、、

と言うような将来のビジョンが見えてしまったのだ。残業ばかりしている延長上の未来にはディストピアが待っていると思うと何度心が折れかけたことだろうか。

休日を利用しての自分磨きには限界がある

甘えた事言っていないで休日に人に会うなり、勉強するなり、体を鍛えるなりすればいいだろう。という意見が聞こえてきそうだが、それも中々難しいことだ。

なぜなら、平日散々残業しているため休日はもはやヘトヘトで何もする気が起きないのだ。それに、休日は休む為にあるのだ。自分磨きの前に、健康第一でまずは体を休ませることが先決なのだ。

しかも、勉強すると言っても気力も体力もないため集中できないし効率が悪い。週2日間勉強するよりも毎日コツコツと勉強したほうが良いのは当たり前だろう。

やはり、時間的にも質的にも休日のみの勉強では限界がある。

外国人労働者が来たら終わる

このまま残業まみれの生活を送っていれば当然みな一様に価値が低いままおじさん・おばさんとなる。世の中は少子高齢化が進み、優秀な外国人労働者が日本にやってくる。

彼らは残業など一切しないため、このまま行くと日本のコレまでの価値観が崩れ去る。いままで残業をして成果を出していた人たちは定時内で成果課が出せず、無価値の烙印を押されてしまう。

そうなると、今までこき使ってきた会社は手の平を返したかのように、そうした無価値な社員を首にする。首になった社員は価値が低いため何処も雇ってもらえず貧困に陥る。。。

というような未来が待っているかも知れない。。。

会社の先輩達がもはや終わっていた

私の会社の話だが、先日衝撃的な出来事があったので紹介したい。

私の務める会社はIT業界でも比較的大きな会社である。安定感抜群、離職率もほとんどないような言うなればホワイトな会社だと思う。

そんな会社で、先日30歳の先輩社員達と研修を受ける機会があった。

そこで、今後のキャリアについて考えるという内容の研修だったのだが、話す人話す人皆一様に「出世はしたくない」「このまま目をつけられずひっそりと生きたい」「給与は今のままで十分」「楽に働きたい」、、、というようなことを口を揃えて言っていた。

もちろん、価値観など人それぞれなのだが、皆一様に言っているのが気になった。そして、私も一度休職している身としてそうした考えも一概に否定できないのだ。

こうした傾向は年次を重ねる毎に多くなっているような気がする。

長年、残業に次ぐ残業により段々と気力、体力を奪われ、次第にこの先輩方のようなゾンビのような社員に成り果てていくのだろう。。。

やはり残業は良くないのだ。

さいごに、やっぱり残業しないのは正義

残業しないのはやはり正義である。そればかりか将来的に価値ある人間となる確率が残業する人に比べて高くなると思う。

余った時間で、様々な人に会い、色々な経験を日々していくことで、人間は成長していくことができるのではなかろうか。

おわり

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