スマホを契約するときは、契約書のちっさい文字までしっかり読むのりをである。
そんな私が今回発表された楽天モバイルの新料金プランについて、デメリットを調べてみたので紹介しよう。
こうしたスマホの料金プランは良いところばかりを宣伝するが、不都合な所などは小さな文字で目立たなくこっそりと記載されていることが多い。
安いと思って契約したら通信が遅かったり、不要なオプションがたくさん付いてむしろ高くなってしまったり…オプションの解除方法が分かりづらかったり…と身に覚えがある人がいるのではないだろうか?
スマホ・携帯の契約やネットワーク回線、プロバイダの契約はあの手この手で消費者に分かりづらい契約をさせる。非常に頭を使わなければ損をするように仕組まれているのだ。
一々頭を使用して小さい豆粒な字を読むのも馬鹿らしいので私が調べたデメリットを紹介しよう。
目次
新プランUN-LIMIT(アンリミット):デメリット
色々と調べた結果わかった大きなデメリットは以下3点だ。
- データ使い放題の対応エリアが狭い(東京・名古屋・大阪)
- 楽天モバイルの対応端末が分かりづらい。(iPhoneが利用不可?)
- 事前申し込みは新規契約のみ
詳しく見ていこう。
データ使い放題の対応エリアが狭い
新参モノのキャリアなので、対応エリアが狭いのは仕方の無いことなのだが実際にどれほど狭いか見てみよう。
楽天モバイルの公式サイトで公開されている対応エリアは以下の通り。
(参照:楽天公式サイト:https://mobile.rakuten.co.jp/mno/area/)
ピンク色の所が対応エリアだ。ぱっと見エリアが非常に広く見えるのだが、データ使い放題の対応エリアというのが、このピンクが濃くなっている箇所のみなのだ。
非常に見づらく錯覚させてしまうのがズルいポイントなので、契約を検討する際はこのエリアを入念に確認してほしい。楽天回線エリアはせめて別の色にしても良いのではないか?
(参照:楽天公式サイト:https://mobile.rakuten.co.jp/mno/area/)
対応エリアをよーく見てほしいのだが、東京、大阪、名古屋、京都のみしか対応していないので注意が必要ということがわかる。
また、左下辺りに「サービスエリアに関する注意事項」とうのがあるので見ていただきたい。
(参照:楽天公式サイト:https://mobile.rakuten.co.jp/mno/area/)
クリクすると以下が表示サれる。
(参照:楽天公式サイト:https://mobile.rakuten.co.jp/mno/area/)
なにやら難しいことが書いてあるが、要するに通信が悪い場合があるけど勘弁してね、という内容が書いてある。特に1,2,3、5,6,8,9,10とほぼ通信悪いの勘弁して欲しいという言い訳が書いてある。
新参企業で基地局が少ないため仕方の無いことだと思うが、通信の品質についてはあまり期待しない方が良さそうだということが伺える。
上記注意点を読んで考えられる不便さは以下2点ということだろう。
- 人が集中するエリア、時間は常に通信が遅い
- 気づかない内に楽天エリアから外れてパートナーエリア回線を使用している
楽天モバイルの通信品質はあまり期待しない方が良さそうだ。
楽天モバイルの対応端末が不明確。(iPhoneが利用不可?)
調べていて非常にわかりづらかったのが、対応端末が何なのか?という点だ。
SIMフリーやSIMロック解除端末でも、楽天モバイル対応端末でなければ使用できないのか?iPhoneはどうなのか?という所がいまいち分かりづらい。
一応動作確認済み端末は以下のサイトで確認できる。
動作確認済み端末:https://mobile.rakuten.co.jp/device/
確認するとおおよそ最近のスマホは利用できそうではあるのでおそらく、SIMフリーやSIMロック解除端末かつ、ここ4,5年で発売された端末であれば問題ないだろう…おそらく。
→ これは楽天モバイルの動作確認済み端末で楽天回線では無いようだ。(ややこしい)
この辺の情報がいまいち分かり辛い。しかも今回のプランではパートナー回線としてau回線を使用するということで、ドコモやソフトバンクのSIMロック解除端末も使用できるのか?という疑問が残る。
また、iPhoneが利用できない。と言っているブログを見かけるのだが根拠がいまいちわからない。楽天のサイトを確認するとiPhoneも対応しているので、使用は可能と見て良いだろう。
購入を検討する場合はこの辺を良く確認すると良いだろう。
事前申し込みは新規契約のみ
Webの購入手続き画面に行くと下記のような選択項目が出てくる。
下から2番目を確認していただきたいのだが、「新規電話番号のお申し込みのみとなります(必須)」という項目がある。
実はこの端末の先行申し込みは新規でのみしか契約ができない。つまり、新しく電話番号を取り直さなければ行けないということだ。
これはなぜだか不明なのだが、かなりのデメリットである。
今や電話番号は様々なところの契約で使用しているため、そう簡単に変更などできるわけが無く、変更する場合は相当な気合が必要となるので要注意だ。
新プランUN-LIMIT(アンリミット):メリット
ここまで、楽天の新料金プランのデメリットを紹介したが、逆にメリットについても触れておこう。
メリット
- 料金:2,980円/月(通話料金は別費用)
- 一年間無料(300万名対象)
- 完全データ使い放題(楽天基地局接続時)
- 国内通話かけ放題(専用アプリ使用時)
- グローバル無料(データ容量2GB/月)
- オンライン契約で3,000ポイント
- 事務手数料:3,300円相当分全額ポイント還元
- SIMロックなし、最低利用期間なし、解約解除料免除
デメリットに比べメリットはかなり多くある。
特に嬉しいのが、「一年間無料」と「最低利用期間」「解約解除料」なし、という所だろう。
新しく進出したキャリアなだけに、前述したデメリットがあるのだが、このメリットによって駄目だと思ってもすぐに引き返す事が可能なのだ。かなり思い切った戦略であり楽天の本気度が伝わってくる良プランだ。
おそらく「一年無料」プランでユーザーを引き止めている内に上記であげたデメリットを改善していってくれるのだろう。
公式でも後々は楽天モバイルのエリアカバー率を100%にすると宣言している。以下の記事でも書かれているので参考にしていただきたい。
Engadget参照「楽天モバイル、宇宙から直接スマホに通信提供 100%全国カバーめざす」
どうやら衛生通信を利用するようだ。頑張ってもらいたいものだ。本当に実現したらすごいことになるだろう。
新プランUN-LIMIT(アンリミット):買いなのか?
このように楽天モバイルの新料金プランはデメリットだけでなく、それを補うようにメリットが多く存在するが、結局の所買いなのか?
私個人としては買い、である。ただし現在楽天エリア対象に住んでいる人に限る。
理由としては、以下2点が挙げられる。
- 一年間利用料金が無料
- 解約料なし
- 今後対応エリアが増える可能性がある
一年間利用料金が無料(300万人限定)かつ解約手数料がないため駄目ならすぐに逃げられてなおかつ無傷だ。
また、対応エリアがこれからどんどん増える可能性まであるのだ。これは買わない手は無いだろう。
念の為、保険として現在使用しているスマホは利用し続けるのが良い。例え失敗して解約しても問題ないし、今まで使用していた電話番号も残しておけるからだ。
ちなみに、私はすでに先行申し込み済みだ。新料金プランが発表された後、色々と調べた結果上記の理由であまりリスクは無いだろうと考えた結果である。
申し込みをすると送られてくる明細
正直あまり通信品質については期待していないが、今後に期待している。
新プランUN-LIMIT(アンリミット):まとめ
楽天モバイルの新料金プランである「UN-LIMIT(アンリミット)」について以下分かりにくいメリットを紹介した。
デメリット
- データ使い放題の対応エリアが狭い(東京・名古屋・大阪)
- 楽天モバイルの対応端末が分かりづらい。(iPhoneが利用不可?)
- 事前申し込みは新規契約のみ
また、メリットについては以下を紹介。
メリット
- 料金:2,980円/月(通話料金は別費用)
- 一年間無料(300万名対象)
- 完全データ使い放題(楽天基地局接続時)
- 国内通話かけ放題(専用アプリ使用時)
- グローバル無料(データ容量2GB/月)
- オンライン契約で3,000ポイント
- 事務手数料:3,300円相当分全額ポイント還元
- SIMロックなし、最低利用期間なし、解約解除料なし
通信品質、対応エリアが残念だが一年間無料と解約料なしなのでリスクなしなので即買いレベルの良プランである。
以上