電子書籍はデメリットがいっぱい?私が電子書籍リーダーを諦めた理由

電子書籍はデメリットがいっぱい?私が電子書籍リーダーを諦めた理由

本記事では最近読書にハマっている筆者が電子書籍リーダー購入を諦めた理由について述べた記事。

最近本を良く読むようになったため兼ねてから気になっていた電子書籍リーダーのKindleの購入を検討したのだが、今回購入を見送った。その理由について紹介する。

本記事では電子書籍リーダーの購入を検討している人に参考である。ぜひ読んでもらいたい。

本記事を読むと以下のことが分かる▼

・電子書籍リーダーより紙の本が良い理由
・電子書籍のデメリット
・電子書籍をやめた方がいい理由

購入検討していた電子書籍リーダーはKindle

電子書籍リーダーは有名所だと楽天のKoboとアマゾンのKindleがある。その中で購入検討していたのがアマゾンのKindleだ。

購入しようと思った理由としては明確なスペックやサービスを検討してのことではなく、Kindleはスマホ版ですでに本を数冊買っていたことと、アマゾンをよく利用するため親近感があったためだ。

Kindleの良さはアマゾンから本を購入できるの点にある。いつものお買い物感覚で簡単に本が買えてしまうのだ。楽天のKoboの場合、そもそも楽天をあまり利用しないため、利用ハードルが高い。

肝心の端末自体も性能・デザイン面で特に悪い点が見当たらないので購入するならKindleだなと決めていた。

電子書籍リーダーの購入を見送った6つの理由

本を読むことが習慣化してくるとKindleが欲しくなってきた。そこで今度のセールが来たら絶対Kindleを買ってやろう、そう心に決めていたのだが結局次の理由で買うのをやめた。

電子書籍リーダーの方が便利だと言う意見について

【購入を見送った理由】
 1.電子書籍は紙に比べて高いから
 2.読んだ実感が薄く記憶に残りづらいから
 3.家の色々な場所に置けないから
 4.読んだ本を目に入る所に置きたいから
 5.何処まで読んだか分かりづらいから
 6.本を読む時と読まない時の波があるから

電子書籍は紙に比べて高いから

コスト面の問題で電子書籍は紙本に比べて高い。

え!?価格を見るとKindleの方が安いじゃん!という方も居るだろうから説明しよう。

次の画像を見て欲しい。この本は私が現在読んでいる司馬遼太郎の名作「坂の上の雲」の小説だ。少々違いが分かりづらいがKindle版(電子書籍)は¥800なのに対し、文庫本は¥803となりKindle版の方が安い。

電子書籍の方が紙より安いという例

(参照:Amazon

しかし、これは新品価格に限っての話。注目して欲しいのは中古本価格だ。次の画像を見てもらいたい。

中古の本が安いという例

(参照:Amazon

なんと中古価格は¥1で買えてしまう。

これを知っていると同じ内容に¥800で買うのが馬鹿らしくなってくるのだ。ちなみに中古は送料が別途取られる所が多くプラス¥300とか掛かってしまうので、正確には¥1では購入できないのだがそれでも安い。

読んだ実感が薄く記憶に残りづらいから

電子書籍だと本の内容が頭に入りづらいという意見がある。

私も思う所があって、実は電子書籍をスマホ版Kindleアプリで何冊か買って読んでいる。だが、どうにも頭に入りにくいという感覚があった。決定的にそう思ったのは、久しぶりに電子書籍アプリを開いたときに、こんな本よんだっけ?となる本が多くあったことに気づいたと時だ。単に私の記憶力の問題かもしれないが。

こうした疑念から私は紙の本の方が良いと思ったのである。

有名な人だと元ガイナックスの社長で現在はYoutuber(なのかな?)岡田斗司夫やメンタリストDaigoが自身のYoutubeチャンネルで、紙本のほうが記憶できると語っていた。やっぱりそうなんだと妙に納得したものである。

Daigoの動画はこちら▼

岡田斗司夫の動画は切り抜きを見ただけでどの動画か分からなかったのでリンク無しです。

家の色々な場所に置けないから

私は集中力散漫で飽きっぽい性格のため、一つの本をずっと読み続けたりするのが苦手。だから、家のあちこちに本を置いておいて気が向いたら読むようにしているんだけど電子書籍だとこれができない。

スマホの電子書籍アプリを入れておけばあちこちで読めるじゃん、という意見もあると思う。私も試してみたのだがアプリの存在自体をその内忘れて読まなくなってしまった。あと、本を読むよりSNSやネットニュースを読んだ方が楽しかったりするので本を結局本を読まないということもよくあった。

誘惑に弱いタイプや飽きっぽい性格の人は家のあちこちに本を置いておくことをオススメする。私はリビング、寝室、トイレにそれぞれ本を置いてあり気が向いたときに読むようにしている。

読んだ本を目に入る所に置きたいから

本は一度読んだだけだと中々内容が定着しないので何度も読み返すこともある。特に良かったものは何度も読み返したくなる。そういう時に紙の本の方が便利だ。普段生活しているとパッと目に入って読みやすい。

ところが電子書籍だと今読んでる本のページが常に表示されることになるから、その本が読み終わるまでは別の本を開くことはまず無い。

人間の脳は繰り返すことで情報を記憶していくようにできている。一度さらっとだけしか読まないのであればすぐに忘れてしまうのだ。

これは忘却曲線という言葉でも有名だと思うが、記憶を定着するには繰り返すことが重要なのだ。実本があれば、「前に本で読んだアレってなんだっけかな?」と思ったときに、手にとってサラッと読み返すことができるのである。

何処まで読んだか分かりづらいから

電子書籍だと何処まで本を読んだか分かりづらい。本のページ数を見れば分かるのだが、いまいち実感が薄く、永遠に読み終わらないのではないかという感じがする。こうした感覚に陥るのは私だけではないはずだ。

特に読書スピードが遅い場合、今日はたくさん読んだぞ!と思っても全くページが進んでなくて絶望することが良くある。

実本であればこうはならない。本を読んだかどうかは本の厚み、めくったページの感じで直感的に分かる。あまりページが進まなかったな、という時はその通りの実感があるので、実感と現実がマッチしていて不快感が無い。

実感的に今日は少ないな、と思った時はもっと多く読む気持ちが湧くのだが、電子書籍のようにいっぱい読んだ「つもり」なのに全然進んでない…となると読む気が失せてくる。

本を読む時と読まない時の波があるから

本を読む時と読まない時の差が激しい場合、せっかく高いお金を出して専用端末を買っても使わなくなってしまう期間がある。そういう期間がある人にはお金の無駄以外の何物でも無いので紙の書籍で十分となる。

電子書籍であれば様々な端末から読めるので、紙の本よりもそうした波を回避し易いのではないか?と思うかもしれないが、あまり読書が得意じゃない人にとってはそんなのは関係無い。

私も様々な端末にKindleアプリを入れて、全て電子書籍で済ませようと試してみたが、こうした波には抗えなかった。

読む時は読むし、読まない時は読まない。結局こうなるのであればスマホのKindleでも全くもって問題無いのである。

電子書籍リーダーKindleを諦めた理由:さいごに

色々と買わない理由について持論を述べてきたが、元も子もない事を言うと金に余裕がある人は一度試してみても良いかもとは思う。

結局は人それぞれ合う合わないの問題だと思うので、意外と自分には合っているということもありうる。自分に合った読書スタイルを身につけるのが最良ではないだろうか?

本記事の内容は参考程度に思ってもらえれば幸いである。

以上、読んでくれて感謝!!