休日の新たな過ごし方:低山登山でサクッと体力向上と癒しを

休日の新たな過ごし方:低山登山でサクッと体力向上と癒しを

私の趣味の一つに「登山」がある。登山を始めたきっかけは学生時代に友人に誘われて行ったのが最初で、そこから登ったり、登らなかったりと細々と続けている。

そして今、私の中で人生何度目か分からないブームが再度来ており、登ってみるとやはり「登山」は良いと毎回思うのだ。そんな私が今回「低山登山」の良さについて紹介しようと思う。

  • 休日暇で何したら良いか悩んでいる人
  • 最近体力が無くなって衰えを感じている人

そんな人に向けて「低山登山」の良さを語っていきたいと思う。登山することで体も気力も若返るぞ。

「低山登山」とは何か?

天覧山山頂

「低山登山」とは何かという所から入るが、その名の通り低い山に登って降りてくるという一連の行為のことを「低山登山」と私が勝手に呼んでいる。

登山と聞くと、数千メートル級の富士山やチョモランマなどを連想する人も多いだろうが、登山というのは奥が深く200mだろうが山に登れば登山である。

こうした低い山を登る行為が「低山登山」なんだ。この登山には忙しい現代人にはもってこいの娯楽なのである。

「低山登山」のメリット

「低山登山」のメリットについて述べていく。メリットは以下。

  • 標高が低いので無理無く登れる
  • 短時間でサクッと登れるのでタイパが良い
  • 装備も少なくコスパも良い
  • 体力UPでさらなる運動に繋げられる
  • 登山後はスッキリして気持ちいい
  • ご飯が美味しくなる

標高が低いので無理無く登れる

低登山というのだから当然標高が低い、だから無理なく登れる。多少運動不足でも割りと登れてしまう。でも、全くの運動不足だと低くてもつらい場合があるので、最初はメチャクチャ低い山から登ると良い。

体力がある人はちょっと物足りなさを感じる場合があるかもだけど、そういう場合はちょっとペースを上げてみたりして容易に負荷調整ができるのだ。高い山にわざわざ登りに行かなくても良いということに気がつくだろう。山の中を走るトレイルラン、なんてまさにそういった感じだろう。

短時間でサクッと登れるのでタイパが良い

最近タイパ(タイムパフォーマンス)という言葉が流行っている。動画を2倍速、3倍速で見ることでかけた時間に対する満足度UPを図るというような活動だ。「低山登山」というのはいわば登山版のタイパUP活動である。

通常登山で1000m以上の山に登る場合は5時間とか6時間かかるので一日作業なのだが、低山であれば2,3時間ほどでサクッと登れてしまうので午前中だけで終わらせることも可能なのだ。

それでいて、前述したように負荷調整してあげたりすれば高い山のような達成感も得ることも可能なので、高い山に登るのに比べてタイパが良いと言えるだろう。もちろん高い山は登るのが大変な分達成感も凄いので低山登山に慣れたら是非挑戦してもらいたい所。

装備も少なくコスパも良い

装備は必要最低限あれば良く、それでいて登山を味わえるのでコスパが良い。高い山に登る際は、登山靴に加えて、登山用の服、食料、飲料、お湯を沸かす燃料、カッパ、行動食、、、など万が一に備えての装備が必要なのだが、低登山はそうしたものが最低限で済む。

まぁ低登山と言ってもやはり山なので舐めてかかると痛い目を見る可能性はあるのだが、登山靴、運動着、雨具、ちょっとした食料、くらいは用意しておくと良い。無くても良い。季節によるかも。

山専用のアイテムは非常に高価でコスパが悪く感じるのだが、長く付き合える趣味という意味ではかなりコスパが良い買い物だ。かくいう私も最初の3年間くらいは普通の運動靴で登ってたし、雨具はバイク用のものを流用して使用していた。

でも今はワークマンとかで安く専門道具を揃えることができるのでそこで揃えてしまえば1万円かからず本格的な装備が揃ってしまう。いい時代になったものだ。低山登山だったらそれで十二分に楽しめてしまうのだ。

それで満足できなくなってきたら、もはやあなたはかなりの「通」になっているはずなので、そこで初めてハイブランド商品を買い揃えていけば良いのである。

何事もスモールスタートが基本だ。

体力UPでさらなる運動に繋げられる

低登山でサクッと登れて程よい負荷が心臓や足腰にかかる。まさに全身運動なので結構な運動だ。最初のうちはちょっとキツイだろうけど、歩いているウチにハイになってくるし、登る回数が3回目くらいになると非常に体力UPを感じると思う。

私も昨年末に盲腸で半月入院して、点滴生活だったもんだから体重が−8kg激減して体力が老人レベルにまで落ちた。そこからウォーキングから初めて体力UPを図ったんだけど、本格的に体力向上を感じたのは低山登山をしてから。3回目くらいから体の軽さを感じて、若き日のあの頃のような軽やかさを手に入れることができた。

ほんとに体力付けたい人は騙されたと思って3回くらい登ってみることをおすすめする。私は高尾山という東京にある600mに満たない山を月に3回とか登ったりしてるんだけど、サクッと登れるからハードルが低くて続けやすい。

登山後はスッキリして気持ちいい

登山中はやはり少々しんどいのだが、頑張ってそれを乗り越えると達成感とともにスッキリとしたいい気持ちになることができる。また、登山中は無心で登るので嫌な事があったり、ストレスが溜まっている時など嫌なことをごちゃごちゃと考える必要が無くなるので楽になれる。

登山前にモヤモヤしていても、無心でひたすら登って下山する頃にはそんなことどうでも良くなるくらいスッキリするので、現代のストレス社会に疲れ切った人は登山を試してみると良いかもしれない。

あと、夜も疲労でぐっすり眠れるのも良い。ストレスが溜まっていると夜眠れなくて要らんことをグルグルと考えてしまうものだけど、早く眠ることでそうしたグルグルから開放される。負のループから抜け出すこともできるぞ。

今グルグル悩んでる人は近所の山にでも登ってくることをおすすめする。山に登って「やっほー」とか叫んで見るのも良いかもしれないな。(古いか)

ご飯が美味しくなる

おにぎりとカップ麺

もうね、これに尽きるのだがご飯が本当にご飯が美味しくなる。山頂でおにぎりを食べたり、お湯を沸かしてカップ麺を食べてみたりするともうこれがたまらなく旨い。これをしたくて山に登ると行っても過言ではないほどだ。

私はやはりコンビニのおにぎりとかではなく、朝自分で握ったおにぎりを食べるのが好きで前日に美味しい白米を購入しておき、朝はその炊きたてを握って山に持っていく。最高の贅沢である。

ご飯が美味しいのは山頂だけではない。下山した後に飲むお酒がまた旨いのなんのって。登山でカラカラに乾いた喉にビールを流し込む快感は是非味わって頂きたいものだ。もちろん旨いのは酒だけではない、ご当地グルメのお店を探して普段食べられないような山の幸を食べるのも最高だ。

「低山登山」を最高に楽しむプラン

「低山登山」のメリットについて紹介したが、ここでは語り尽くせないほど良さは多くあると思う。是非登って良さを探して見て欲しい。さて、ここからは私考える「低山登山」を最高に楽しむ方法について紹介しよう。

  • 登山開始はできるだけ早くするべし
  • 山頂ではコーヒーを飲むべし
  • ご飯はコンビニじゃなくて自分で作るべし
  • 下山したら温泉に行くべし
  • 温泉後はご飯(やお酒)を食すべし

こんな感じのざっくりプランで行けばもはやこの世の極楽浄土を体感できる。

登山開始はできるだけ早くするべし

登山途中の道

低山登山はできるだけ早く登って早く降りてしまうのが楽しむコツだ。というのも低山登山は結構人気で登る人も多くいる。そのため早めに登ってしまえばそれだけ人と接触するのも少なくて済むので気分が良い。

また、標高600以下であれば2,3時間もあれば登って、下山できる。朝7時に登れば10時くらいにはもはや下山できるので休日時間を有効活用できるのだ。

前回私が高尾山に登った際は、早朝家を出て始発で高尾山へ向かい、AM8時頃登頂開始、AM11時頃には下山という感じのタイムスケジュールで登山した。お風呂に入って、ご飯を食べても14時くらいには帰路に付けるのでその後の時間も有意義に過ごすことが可能だ。

山頂ではコーヒーを飲むべし

登山でお湯を沸かす

山頂では是非お湯を沸かして熱いコーヒーを飲んでもらいたい。これだけで手軽に非日常感が味わえて最高に気持ちが良いしコーヒーは例えインスタントであっても最高の味に感じるのだ。

私の場合はガスコンロやアルコールストーブがあるので、それでお湯を沸かしたりするし、こうした装備がない場合は魔法瓶にお湯を入れて飲んだりもする。

山頂でコーヒーは最高の贅沢である。もちろんコーヒーじゃなくても良いのだが、何か山頂で飲み食いするのはおすすめだ。

ご飯はコンビニじゃなくて自分で作るべし

ご飯はできれば自分で作った方がより美味しいと思う。コンビニやスーパーで買うことがあるけども、やはり自分で作ったおにぎりやお弁当は格別の味だ。

山頂でクッカーを持って行って料理をする人もいるが、そうした料理でも良いだろう。事前に下ごしらえした食材を保冷バックなどに入れて持っていき、山頂で料理して食べるとうまいのだ。

私は手軽におにぎり+カップ麺という組み合わせ多いがこれが最高にして至高だと考える。

下山したら温泉に行くべし

登山後は温泉に行くのがおすすめだ。なので下山後に温泉がある場所を選ぶのがコツだ。

登山は非常に運動量があるので汗だくになるし、肉体疲労もなかなかある。なので下山後はできるだけ早くお風呂に入り汚れや疲れを癒やすのがおすすめだ。

例えば東京の高尾山という低登山は登山口に温泉施設があり、下山後に行きやすいのでおすすめだ。ただ、こうした所は下山する人が多くなる夕方は混みやすい。なのでやはりできるだけ早く登って、できるだけ早い時間に行けるようにするのが良い。

温泉後はご飯(やお酒)を食すべし

ビールジョッキ

できるだけ早い時間に登る場合、「低山登山」だと下山して風呂に入った後はちょうどお昼くらいの時間となる。そこで、ご飯やお酒を飲むのである。これがまた旨いのなんの。ご飯とはこんなに美味しいものだったのかと、そんな感動を覚えることだろう。

また、下山後に飲むお酒が最高にうまいのだ。これまでの人生に感謝といいたくなるような、そんな至福の時間を味わうことができる。最高だぞ。

普段なにげなくお酒を飲んでいる人は、酒というのはこんなにも旨かったのかとびっくりすることだろう。

「低山登山」に必要な装備

低山登山の図

前述した内容と若干被る内容なので読み飛ばしてもらっても良いのだが、一応低登山に必要な最低限の装備について簡単に記しておく。

  • 登山靴
  • 雨具(レインコートなど)
  • 水分(水やスポドリなど)
  • 食料(羊羹や飴、お昼ごはんなど)

まず、登山靴。低山登山であれば運動靴でも良いかもしれないが何度か登るのであればちゃんとした靴があると疲労感にかなりの差が出てくるぞ。登山靴は防水性はもちろんクッション性に優れるので膝への負担が軽減されるし、足首まであるハイカットブーツの場合は捻挫などの予防にもなる。

雨具は登山中に雨が振った際に体が濡れて低体温症になることを防げるし、万が一の防寒具としても利用できる。低山登山の場合は安い簡単なものでも良いと思うので持っておくと便利だ。もしくは撥水書こうがされているジャケットでも良いと思う。

水分、食料については言わずもがな。

膝が痛くなる現象への対処方

とにかく最初のうちは足の筋肉が少ないためか膝が痛くなる。何度か登って筋力がついてくるとだんだんと和らいでくるのだがどうにかしたい問題だ。

対処方として考えられるのは、膝のサポーターを使用したり、登山用の杖?を使用すること、クッション性のあるシューズを履くことだろう。

あとはひたすらに筋力を付けるしか無いので最初のうちは我慢するしか無いかもしれない。

「低山登山」のすすめ:さいごに

「低山登山」につい、おすすめする理由について述べた。「低山登山」は気軽に登れて、運動にもなって、ご飯やお酒が美味しくなる、そんな理想的な活動だろう。

登山というと一日仕事で非常に億劫に感じるものだが、低山登山でサクッと登ってしまえば、そんなにハードルの高いものでも無いし、簡単なので私のように細々と趣味にできる。

気が向いたら、「そうだ、山に行こう」というような感じで気軽に楽しんでもらえれば良いと思うし、休日の過ごし方の一つの選択肢としても良いだろう。

休日暇な人や、登山に興味がある方は是非「低山登山」から初めてみるのはいかがだろうか。

こうは行っても、いつの時代もやる奴はやるし、やらない奴はやらない。

以上、最後まで読んでいただき感謝

【一合目】 山だけはダメ!