1990年代頃のゲーセンは今よりももっと輝いており、私の学生時代はもっと活気が溢れていた。近所のゲーセンには多くの人が集まり、各々ゲームに情熱を注いでいた..そんな時代である。
私自身近所に大きなゲーセンが無かったため、もっぱら近所の駄菓子屋においてある筒体でなけなしの金を払いゲームに興じたものだ。
そんな当時のゲームというのは今でも楽しかったという思い出だけが残り続けている。現在はゲーセンを見つけると、当時の楽しかった思い出が蘇りふらっと立ち寄るのだがどこかあの当時のワクワク感というものが感じられるゲームは少なくなったように思う。
そこで、私と同じことを思ってる人におすすめなレトなゲーセンを発見したので紹介しようと思う。
駄菓子屋の雰囲気でゲームをしたい人にオススメのレトロゲーセン「スーパーポテト」については以下記事で紹介しているのでオススメ。
新規タブ:秋葉原に行ったらレトロゲーセンがおすすめ!スーパーポテト秋葉原店は一人でも友人とでも楽しめる。
目次
東京 秋葉原 平成レトロゲーセン Hey
今回紹介したいゲーセンが秋葉原にあるゲーセンHey。
秋葉原駅から徒歩5分くらいのところにあるゲーセンで、見てくれはその辺のゲーセンと同じく、一階にUFOキャッチャーが鎮座する、秋葉原にごくありふれたゲーセンだ。
どこからどうみてもレトロゲーセンに見えない外観に私も長年秋葉原に通っているが、入ろうと思ったことはあまりない。
しかし、入ってみて2階に上がると驚愕した。ずらりと並ぶゲーム機は昔懐かしいブラウン管のゲーム機なのだ。
しかも数が半端ない。広いフロアを見渡すと所狭しと並ぶ台全てがそれなのだ。しかも2階だけではなく3階も同じく懐かしきゲーム機がびっしりなのである。
クレイジー…私がその光景を目の当たりにした正直な感想である。それと同時に当時のゲームセンターのワクワク感が沸々と湧き上がり、さながら金の鉱脈を掘り当てた炭鉱夫のような心境に私は歓喜したのを覚えている。
ゲーム機はエリア毎に綺麗にジャンル分けされている。
2階は主にシューティングゲーム、3階は格闘ゲームやパズルゲームと言った配置だ。フロアマップで3階は対戦ゲームとあるが、ここにもレトロゲーム(主に1990年代とか2000年代初頭)のゲームが置いてある。
それぞれのジャンル毎に数十種類のゲームがあり、その中にはきっと青春時代やり込んだ懐かしのゲームもあること間違いなしである。
Heyは名作レトロゲームの殿堂
1990年代青春時代のゲームの数々
Heyのゲーム機の台数を見ているとあの頃遊んだ名作ゲームは大抵はあるのでは無いかと思う。
メタルスラッグ、ガンダムDX 連邦vsジオン、スト2、グラディウス…とにかく一通り揃っている正にレトロゲームの殿堂である。
ゲーム内容は90年代の懐かしいゲームがほとんど全て網羅してるのではないかと思うくらい揃っており、まさに私の年代にとっての青春時代のゲームの数々だ。
STREET FIGHTER THE MOVIEという実写版のストリートファイターのゲームもある。これはなかなか珍しいのではなかろうか?
これが実写版リュウなのだが、線が細くカンフー映画のスターのような出で立ちだ。爆笑必須のおもしろゲームなので是非やってみて欲しい。
一部90年代以前のものや、00年代初頭のゲームもある。昭和のゲームはあまりなじみはないものの趣があっていいし、00年代のゲームも大好物である。
イニシャルDは高校生時代に流行っていてどこのゲーセンに行っても必ず置いてあった。現在では置いてある店も徐々に少なくなってきており寂しい限りである。
ガンダムDX 連邦vsジオンは私が最も遊んだゲームの一つだ。
今現在なお全クリはしたことなく、どうしてもステージ6のズゴックに勝てずじまいである。
そろそろこの長年の因縁にケリを付けたいと思ってプレイしたがやはり勝てない。
雰囲気は当時のまま
ここのゲーセンは雰囲気が良い。特にレトロゲーセンコーナーはブラックライト?の照明でどこかアングラ感が漂う怪しげな雰囲気なのだ。
当時のゲーセンのイメージを彷彿とさせる雰囲気は非日常感を感じさせてくれて良い気分転換になるだろう。
こういうシューティングゲームもある。こういうゲームって当時はどこに行ってもあったものだが、最近めっきり減ってきている気がする。寂しい限りだ。
横長で4人プレイできるシューティングゲームもある。グループで遊ぶにはもってこいのゲームだ。仲間とともに全クリを目指すのも楽しそう。
こんな感じの珍しいゲームもある。
1980年代のゲームも一応すみっこにあることを確認している。パックマンは私の世代よりもっと前のブームのゲームである。
こういうゲームで遊ぶのも楽しいだろう。
直接顔をあわせてやるゲームは価値がある
ネットゲーム全盛時代で顔を突き合わせてゲームをする機会というのはめっきり少なくなってきたのではなかろうか。
ネットゲームで会話しながらゲームも楽しいものだが、顔を突き合わせてゲームをするのも悪く無い。その場の雰囲気を共有する体験というものはネットゲーム全盛の時代、逆に価値が出てくると私は思う。
ちょっとお酒を一杯飲んだあと、ゲームに興じれば最高に楽しいだろうし。プチゲーム大会を開いてみても良いだろう。
仲間と集まってワイワイやるということは、バーチャルでは味わえない刺激に満ち溢れている。想像以上に楽しいことを再確認するだろう。
一点注意するのは周りの迷惑にならないよう、あくまでゲーセンとは社交場である。そうしたマナーをわきまえてこそ真に楽しめるというものだ。
レトロゲーセンでは少年スイッチをONにしろ
レトロゲーセンを120%楽しむためにやって欲しいことは少年スイッチをONにすることだ。変なプライドや社会的地位、そうしたものは全て忘れ、全力で楽しむことだけを考える。恥も外聞もへったくれもないのである。
フラットな関係で、そこにあるのはゲームの腕前だけだ。そうした心構えをしてレトロゲームに興じることで最高のゲーム体験ができるのだと私は思う。
こうすることで、オンラインゲームでは味わえないあの頃の自分に会え、忘れかけていたゲームへの楽しさというのを思い出してみようじゃないか。
楽しむならばとことん楽しむべきである。是非少年スイッチをONにしてレトロゲームをやってみて欲しい。
さいごに
Heyはレトロゲーセンが都内屈指のレベルで置いてある貴重な店である。それにも関わらず休日の昼間は割りと空いていることに驚きであった。
理由として考えられることは2つあって、一つは単に認知されていないか、レトロゲームにはあまり需要が無いのかのどちらかだろう。
私個人としては前者だと思うのだがどうだろうか?
秋葉原は今観光地としての意味合いが強い街だ。外国の観光客がわざわざレトロゲーセンでゲームに興じるだろうか?答えは「否」。わざわざ行かないのである。
そのため、もっとこうしたゲーセンの認知度を高めて盛り上がって行けばより楽しい空間になって行くのではないかと思っている。
私としてはこうした懐かしい空間というか場所は全力で保全すべきだと思うし、もっと色々な人に知ってもらいたいと思っているので、微々たる影響かもしれないがブログ記事にして紹介させてもらった。
以上、最後まで読んでいただき感謝
おまけ:秋葉原 ゲーセンHeyの4Fの様子
ちなみに本記事ではHeyの2F、3Fのエリアについて言及したが4Fにはカードゲームやクイズゲームなどがある。