5日で体感!スマホ依存症を克服する実践方法と変化

5日で体感!スマホ依存症を克服する実践方法と変化

諸君は1日にどれくらいスマホを使用しているだろうか?そもそも把握しているだろうか?私は一日6時間以上スマホを利用している。スマホ依存と言っても過言でない。

ふと我に帰り、このままじゃまずいと思い脱スマホ依存を決意した。今回は脱スマホ依存について真剣に向きあた一人の男の取り組みについての紹介である。

この記事にたどり着いたということはおそらく把握して危機感を持ったからだろうと思う。

本記事では私が現在行っているスマホ利用時間削減で感じたメリット・デメリットや実際に試した施策などについて述べた記事。今後スマホ依存による問題はより大きく、トレンドになると予想する。そのような問題への参考になれば幸いである。

スマホ依存の危機感からスマホ依存克服を決意

私は1日6時間、多い時では8時間はスマホを使用している。トイレに入っている時、風呂に入る時、食事する時、歩いてる時…病的なまでにスマホを使用していた。

スマホで一体何をしているのかと言うと、Xを見たり、Youtubeのショート動画を見たりInstagramを見たり、ブラウジングしたり…とこんな所である。

一日が終わって記憶に残ってることなんてほとんど無い。はっきり行って無駄である。

我慢しようにも誘惑に弱いタイプの私にとっては単純に我慢することもできない。このままでは自分の人生が食いつぶされてしまうという危機感を感じ、私はスマホ利用時間を極限まで少なくすることを決意した。

私と同じようにスマホ依存状況の人は多いのではなかろうか?

スマホ利用時間の削減について

考え事をする男

スマホ依存ということで脱スマホ、と行きたい所だがそうは行かない。電子マネーの支払い、LINEによる連絡、いち早い情報のキャッチ…このように生活に欠かせない作業をスマホが担っている。脱スマホだ!!と行って窓からスマホを捨てることはデキないのである。

そのため私はスマホ利用時間を一日30分程度に収めることを目標にした。利用制限は画面を開いて操作する利用方のみ。音楽を聴いたり、LINEの通知をスマートウォッチなどで受信して確認することはOKとする。

とにかく画面を開いてしまうと誘惑に負けて動画を見たり、と何かしら余計なことをしてしまうため、そうした誘惑を極力避けるという考えだ。

スマホを極力利用しない方法としては実際にスマホに施した設定などは後述するとして次章ではスマホ利用時間を削減して感じた変化について紹介する。

スマホ利用時間が減って感じた変化

スマホ利用時間削減による定性的な効果について紹介する。スマホの利用制限をして現在5日目(執筆時点)。まだ初めて数日なので、効果がある気がする?程度の変化なのだが参考までに紹介しようと思う。

スマホの利用時間を大体30分までと決めているのだが問題なく生活できているし様々なメリットを感じている。

スクリーンタイムの画面、週の後半からスマホ利用時間を制限▼

筆者のスマホのスクリーンタイム画像

まとめると以下メリットを感じることができている。

  • 読書など有意義な事に時間を取れるようになった
  • 自分の頭で思考する時間が増えた
  • アニメ、映画などを集中して見れるようになった
  • 思考力、理解力など脳のスペックが増した気がする

デメリットとしては暇だと思う時間が増えたくらいだろうか。暇だと思っても今までやりたいと思っていたこと、例えば読書などに時間が取れるので良かった。

経過日数毎の変化について詳しく述べる。

スマホ利用時間削減:1〜2日目の変化

スマホが無いと時間を持て余し、落ち着かず暇と感じることが多くなった。とりあえずテレビをつけて見たり、本を手にとって読んでみたり、PCでYahooニュースを開いてみたり、とにかく落ち着かない時間が多くなった。

暇に感じるとモヤモヤと嫌なことも考えてしまうし、若干苦しいという感じもする。調べたい事とか出てきてもすぐに調べられないことも多く、もどかしい気持ちもするが、そうした調べたいことは少し経つと忘れてしまうのでさほど重要なことでもなかったのだと思ったりもした。

やはり一日数時間スマホを使用していたのでその反動はでかい。

スマホ利用時間削減:3〜4日目の変化

割りと早くスマホが無い生活に慣れて来た、気がする。かわりにPCを弄る時間と本を読む時間が増えた。後やることも無いので部屋掃除など家事をする時間も増えた。良いことだ。

ただトイレに入っている時など暇になるとスマホをいじりたくなるので、代わりに本を読んで気を紛らわすことにした。(本は読んだ知識が身になるし、スマホを無意味に触っているよりも有意義だ。そのうちKindle端末を買いたいと思うようになった)

夜も特にやることが無いのでアニメやドラマを見たりする時間も増えた。これまでドラマやアニメ視聴中にスマホをいじりながら適当に見ていたのだが、画面に集中して見れるようになったのかストーリーがスッと頭に入ってくるようになった。

あと、やることも無いので夜はさっさと寝るようにもなった。

スマホ利用時間削減:5日目の変化

相変わらず暇なので本を読む時間が増えた。本を読むと内容がすっと頭の中に入ってくる感じがするし若干理解力や記憶力が増した気がする。頭がスッキリと整理された感じで忘れていた感覚が呼び戻ったようなそんな気がしている。

それ意外は4日目と同じような感じ。

スマホ利用時間を減らす設定と対応

スマホ利用時間を削減するため実施した設定について紹介する。ちなみに私のスマホはiPhoneなのだが、これら設定はAndroidスマホの人でも実践可能だと思うので参考になると思う。

とにかくスマホを利用するのが億劫になるようにするのがポイントだ。

  • 画面設定を白黒に変更
  • トップ画面には必要最低限のアプリのみ配置
  • 娯楽系アプリは消す or アクセスし辛い場所に移動
  • 通知は極力減らす
  • 言語設定を「英語」にする
  • 画面を傾けると自動で起動する設定をOFF

こんな感じだ。これだとまだまだ甘いとは思うのだが今のところはこれだけでかなりの効果を実感している。

実際の筆者のトップ画面▼

スマホ利用制限設定した画像

どうだろうか?必要最小限でシンプルな画面ではないだろうか?スクリーンタイムを全面に持ってくることで利用時間もわかり、短時間で利用しようという気持ちになれる。

合わせてスマホを極力目の届かない場所に置くようにした。ポケットや、目の届く範囲にあるとどうしても気になって触ってしまうからだ。

しかし、連絡に即座に対応できなくなってしまう懸念がある。そこでスマートウォッチの出番である。通知はすべてスマートウォッチで確認できるのでこの懸念はクリアできた。私はGarminのスマートウォッチを利用しているのだが、Lineやメール通知はスマートウォッチ側から確認できるようにしている。これなら一々スマホを確認しなくても良いし、緊急の連絡にも対応できるので便利だ。

通知を受けるだけならGarminなどそこそこ値が張るものでなくてとも良いので、下記のようなXiaomiのスマートウォッチなどがおすすめだ。実際私も数年利用していたが値段の割に非常によくデキた商品なのでスマートウォッチ入門にもおすすめだ。

下記の記事でも紹介しているので参考にしてもらいたい。

新規タブ:Xiaomi Smart Bandの驚くべき特徴とその魅力。まずは最初の1本にオススメ

情報においてかれるという懸念

悩む男

さて、スマホ利用時間を極限まで制限したわけだが、リアルタイムで情報取得ができないのは懸念が出てくる。

この点に関してはどうしようも無いため、私はPCで逐一チェックするよにしている。情報収集はPCの方が圧倒的に早いし効率が良いので何ら問題が無い。むしろより多くの情報に触れられるようになった。

PCやタブレット端末が無い人はスマホに頼らざる負えないと思うので、そういう人は別の情報収集手段を用意しておく必要はあるだろう。

本当にリアルタイムで情報が欲しい場合は、ニュースアプリの通知をONにするしてスマートウォッチなどで受け取り→PCで確認ということも可能だが、今のところそういったケースに出くわさないので何ら問題は無い。

スマホ依存の次はPC依存になる懸念

PCの画像

PCばかり利用していると今度はPC依存になるのでは?と思うがスマホよりも気軽にPCはさわれない分、そんなに依存するような感じはしない。

それに、PCであればアウトプットもやりやすいのでスマホよりは頭を使う機会が多いため今のところはこれで問題無いと思っている。

むしろブログと向き合う時間が増えた分、私にとってはメリットしか無い。

脱スマホの流れは今後トレンドになると予想

悩む男の画像2

私は自主的にスマホ依存に危機感を持ち対応したが、自分で認知できず破滅する人は今後どんどん増えていくのではないだろうか?もしくはもう既に手遅れなのかもしれない。

最近気になる記事があった。

記事リンク:米33州、メタとインスタ提訴 若者のメンタルヘルス危機助長と主張

URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/117c9af8c5f09279f44aeb85db6bbbd42b7ee92c

若者がインスタなどに中毒になりメンタルに支障をきたしているということで、アメリカの33州が提訴したという話。色々と思惑があってのことだろうが、この流れは確実に日本にも来るだろう。

脱スマホブーム、ガラケーへの回帰、、、こうした流れが来ることが予想できるので今のうちから対策しておくのがベストだろう。

くだらないニュースへの消耗

消耗した男の図

最近つくづくネット情報のくだらなさを痛感している。それが「東海オンエア騒動」や「料理研究家リュウジの港区女子騒動」といったYoutuberのお騒がせ情報がXには溢れかえった事件だ。

私も最初は面白がって熱心にXに流れてくる情報を追っていたのだが、ふと気がつくとこの情報をしらべて一体自分に何の徳があるんだ?と我に返った。

他人の不幸は蜜の味、こうした騒動は非常に興味深く、娯楽としては楽しいのである。だが自分の人生には何のメリットも無い。

InstagramやFacebookでの承認欲求の塊のような投稿ばかり。惨めな自分を思う仄暗い気持ちはあれど、称賛の気持ちなど微塵も無いのが実情だろう。人生のノイズでしかない。百害あって一理なし。

こうした情報が自分を鼓舞しているうちは良いが、それがやがて嫉妬になりモチベーションやメンタルに影響をきたすようならもう赤信号である。

こうしたノイズに日々消耗するきっかけはいつだってスマホなのである。

人生は長いようで短い

すしざんまい社長人形

前述したくだらない情報に踊らされて、正義マン気取りで浅い持論を展開していしまう人々を見ると、日本には暇人が多いんだな、とつくづく思う。しかしそうした情報を見ている自分も十分に暇人で、同じ穴のムジナなのである。

人生において実際に勢力的に活動できるのが60歳までと考えるとしよう。自分の年齢が現在30歳だった場合だと後30年ほどしか無く、週に換算するとあと1560週間しか無い。時間が無いのである。

人生は長いようで短い。どうでも良い事に時間も金も使う余裕なんて無いはずなのである。

一日24時間、その内寝る時間が8時間、仕事する時間が8時間、これだけ残り8時間である。ご飯を食べたり準備したりで2時間使用すると残り6時間だ。6時間というのは一日の25%の時間。

我々に残された自由時間はこの25%のみの時間。この時間をスマホに費やすなんて勿体なすぎるのだ。

こうした事実に気づき、自分の人生を是非生きてくれる人が一人でも多くなることを願う。

時間の使い方について最近私が読んで感銘を受けた本を一つ紹介しておこう▼

この本では巷でよく言われているタイムマネジメントやタスク管理術といったテクニック本ではなく、限りある時間をどのように過ごすべきかという観点の新しい視点から議論している本なので目から鱗間違いなしでおすすめだ。

以上、最後まで読んでいただき感謝

追記:脱スマホ依存克服法実践のその後

本記事を執筆してからどれくらい経っただろうか?少なくとも3ヶ月以上は経過しているが、結局脱スマホはできたのかについて報告しようと思う。

結論から言うと脱スマホはできなかった。

というのも結局は暇を持て余すとスマホに頼らざる終えなくなり、日に日に利用時間が増えていき結局もとの利用時間に逆戻りしてしまった。

家にいる時はPCや本、テレビなどスマホ以外のものがあるのでよい。ただ外出時はどうにもならない。電車の待ち時間、乗っている時、カフェに入った時など…ついスマホを利用したくなる誘惑が多い。

このため、本当にスマホ依存を克服するのであればスマホ自体をどうにかするしかなさそうだというのが今回の顛末である。

ただ、脱スマホ依存をやってみて悪いことばかりではない。明らかに以前よりもスマホ利用に危機感が持てるようになったことと、以前よりかは少しだけ利用時間を減らすことができている。

完全に前述の取り組みはだめだった訳では無いことは述べておこう。

ダイエットをする際にプチ断食というのが一時期流行った時期があった。断食することで胃腸をリセットし、暴食を無くすという取り組みである。この取り組み自体は恒久的に断食をするためのものではなく、あくまで状態をリセットするためのもの。本記事の取り組みはそれと同じだ。

スマホ依存に悩んでいる人はとりあえず前述の取り組みを参考にスマホのプチ断食を行ってもらいたい。スマホにどれだけ時間を奪われていたのか、自分がどれほどスマホ依存だったのか客観視できる良い機会だからである。

以上