長時間スマホ利用による脳機能低下問題とおすすめのスマホを紹介。

長時間スマホ利用による脳機能低下問題とおすすめのスマホを紹介。

皆さんは1日にどれくらいスマホを使用しているだろうか?朝起きたらポチポチ、ご飯を食べながらポチポチ、通勤しながら、トイレの個室でポチポチ、、、という様に1日中スマホを使用している人も多いのではなかろうか。

私自身もスマホを1日中使用していると気がついたら、身近な人とのコミュニケーションが希薄になったり、物思いにふける時間が減ったり、勉強する時間も減るなど今まで和普通にできていたことが出来なくなってきていると気付いた。

子供が当たり前にスマホを利用するこの時代、脳機能の低下問題について真剣に向きある必要がある。

デジタル社会の危機

スマートフォンはモバイルコンピューターである。コンピューターとは元々が人間の脳の機能を一部肩代わりする装置である。それが小型化していつでも誰でも使用可能にしたのがスマートフォンだ。

何か分からないことがあると、頭を使って思い出す代わりにネットで調べる。記憶する代わりに写真でメモする。対面の面倒な空気の読み合いを無くすLINEなどによるコミュニケーション。などなど、本来は頭をフル活用して行う活動がスマホを使用することで楽にできるようになった。

その代償として、我々現代人は脳の機能が衰えはじめている。特に前頭葉の働きが著しく低下しており記憶力や集中力、注意力、コミュニケーション力が衰えてきていると言われている。使用していないと衰えるというのは当然の結果なのだ。

脳が衰えることによる若年性の認知書なども増えてきているという。これを属にデジタル認知症という。

デジタル認知症とは、パソコンやスマートフォンの使いすぎによる情報のインプット過多や機械依存が原因で、記憶力や集中力・注意力の低下をもたらすという怖い症状。

(出典:https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/「デジタル認知症」になる若者が急増!脳を休める2つの対策/ar-BBSZpUq

デジタルデトックスという考え方

そこで今注目されているのがデジタルデトックス※という試みだ。

※デジタルデトックスとは
デジタルデトックスとは、一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことでストレスを軽減し、現実世界でのコミュニケーションや、自然とのつながりにフォーカスする取り組みです。 デジタルデトックスは、デジタルを完全に手放して生きよう、というものではありません。

(出典:https://digitaldetox.jp/digitaldetox/

つまり、あえてスマートフォンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことで現実世界にフォーカスさせるという取り組みである。

言葉の意味からも分かるとおり、デトックスとは解毒という意味で一時的に体内から不純物を抽出するということだ。とどのつまりデジタルデトックスとは短期間の間だけデジタル機器から距離をおくだけの行為である。

デジタル機器を一時的に遠ざけることで、本来忘れていた脳の活動を一時的に復活させる。ただあくまでデジタルデトックスは短期的な効果しか無い。

デトックス

デトックス(detox)は、生理学的・医学的に生物の体内に溜まった有害な毒物を排出させることである。 この呼び名はdetoxification(解毒、げどく)の短縮形である。 体内から毒素や老廃物を取り除くことである。 薬物中毒では解毒剤が使われる。

(出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/デトックス

デジタル機器の利用を最小限にする

ダイエットと同じで1日や2日やったところで、少し経つと元に戻ってしまう。デジタル機器で弱った脳機能を改善するには継続して習慣化することが大切だ。

脳の機能を衰退させる原因としては前述したとおり様々な場面で脳を使用する代わりにスマホを使用すること。つまり「長時間のスマホ利用」が原因である。スマホが高機能化していて使いやすい事が逆に影響しているのではないかと考える。

そこで、端末のスペックをできるだけ制限して使いにくくすることで端末を使用する時間を減らせば良いのではないだろうか。具体的には以下を制限すればスマホの使用時間を制限できる。

  1. バッテリー容量を小さくする
  2. 画面を小さくする
  3. 月の通信量を制限する

一点目がバッテリー容量を小さくすることで物理的な使用時間を制限することが可能となる。多く利用していると当然バッテリーが減るので自然と使用回数も限られてくるだろう。

二点目が、画面サイズを小さくする。余計な情報が目に入りづらく成るのと同時に若干使いづらいということで端末を使用する回数を制限できることが見込める。また、ゲームもやりにくくなり小さい端末ではできるゲームも限られて来る。

三点目は、毎月の通信量を制限することだ。月々2GBプランなど最小限にすることで使用頻度を減らさなければすぐに月の上限に行ってしまうので、使用も必要最小限とすることができる。おまけに利用料金も節約できて一石二鳥である。

上記3点を押さえて端末を選ぶことで必要最小限かつ、費用もかなり抑えることが可能となるというわけだ。押さえられた時間と費用は別に割くことができるし、生産的活動が可能となりデジタル認知症の予防にもなるので一石三鳥だ。

スマホ利用を抑えるのならガラケー?

注意したいのが、極論スマホでなくて、ガラケーで十分ということになる。だがそれで良いとは私は考えない。ぜなら現代は情報を得ることはかなり重要なことで、スマホというのはその点でかなり便利な道具だからである。スマホを持たないことによる損失は現代社会では計り知れないのだ。

例えば出先で美味しいお店を探すとしよう、スマホを持っていればGoogleで検索してレビューの良いお店に行けば良い。時間にして数分でできる作業だ。ところがスマホが無い場合は事前に家で調べて来るか、書展に言ってグルメ雑誌を購入(or 立ち読み)するしか無い。

スマホがない場合とある場合では情報の収集スピードが段違いに違う。これは一例だがその他全ての事象に上記のことが言える。かなりの時間的リソースを損失してしまうことに成りかねない。

情報はスピードが命。スマートフォンを活用して正確かつスピーディーに情報をキャッチすることが今求められている。現在活躍している人はすべからくスマホを所持しており、自分の能力を最大化するためのツールとして有効活用しているのはそうした事を重々承知しているからだろう。

そのため私はガラケーで良いということは一切無いと考えるのである。

スマホ使用を最低限に抑えるおすすめ端末

さて、前述の点を踏まえ今買うならどのような端末を選ぶかについて紹介しよう。今選なら以下の②パターンだ。

  1. Palm Phone
  2. iPod touch + テザリング可能端末

小型高性能スマホ:Palm Phone

Palm Phoneは最近発売した今注目の高性能、小型スマートフォンだ。特にサイズは手のひらにすっぽりと収まるほど小型で重量も60gしか無い。

Palm Phoneはメチャクチャ小さいぞ

バッテリー容量は800mAh(iPhone 6Sは1,715mAh)と通常の端末の半分ほどの容量なので使用時間もかなり少なく、ディスプレイは3.3インチ(iPhone SE は4インチ)で現在販売しているスマホの中では群を抜いて小さい。

ただ、テザリングが不可やおサイフ携帯機能が無い点がネックなのだが。上述した2要件が当てはまっている。

SIMフリー端末なので、格安のSIMを刺して利用すれば通話もネットも出来て月額1,500円くらいで運用できるので経済的だ。

IIJmioなら格安で通話サービス月SIMが契約可能だ。(参照:公式HP

操作性も小さいながら以外と良く店頭で展示しているものを触った感じだと多少誤タッチはあるものの問題なく文字入力も問題ない。

ブラウジングでちょっとした調べものをするにしても、LINEで連絡を取るにしても特に問題なく使用できる。ただ、情報発信という点では文字入力や画面の小ささがネックとなるため別途PCやタブレットなどないとキツイだろう。

値段も4万円と安いので、受験勉強に集中したい学生なんかにも持ってこいの組み合わせだ。

iPod touch + テザリング可能端末

続いてテザリング可能端末とiPod touchを使用する案だ。最近ようやく2019年モデルが登場したことにより一気に持ち歩き端末のサブ機候補として注目されている端末だ。

新型iPod touch(参照:Apple公式HP

操作性良し、持ち運びやすさよし、値段もよしなので最強の端末と言って良いだろう。メイン機とするには画面の小ささ(4インチ)、バッテリー容量の小ささ(1,043mAh)として使用を制限する要件も十分だ。

Wi-Fi接続でのみネット接続が可能のため外に出て使用する場合は別途インターネット接続する機械、例えばモバイルルーターかテザリングができる端末が必要となる。

ただ、モバイルルーターの場合電話が出来ないの不便となるのでここでは電話が使用可能でテザリングができる端末を選んだ。

※テザリングとは
他の端末にWi-Fi経由でネットワークを利用可能にできる機能。モバイルルーターみたいな機能だ。

候補としてはドコモから発売している「カード型携帯 KY-01L」だ。この端末は何と言っても白黒の液晶でありながら、スマホ同様インターネットに接続可能でテザリングが可能となる。ネット接続可能なので個人的にかなり所有欲が刺激される端末だ。

ドコモのカード型携帯KY-01L(公式HP

バッテリー容量は380mAhなので、かなりセーブして利用することが求められる。

また、テザリング可能ガラケーというものが存在する。最低限の電話やメールはガラケーで十分だしネットが使用したくなったらテザリングをすれば問題ないだろう。

テザリング可能ガラケー(出典:SoftBankHP

スマホ利用時間が減れば自由な時間が手に入る

もう一度良く考えていただきたいのはスマホを1日にどれくらい使用しているだろうか?

一日3時間使用していれば年間で1,095時間もの時間をスマホに奪われていることになる。英語習得に必要な時間はだいたい1,000時間と言われているがその時間がスマホに吸い取られてしまっていることに気がついた方が良いだろう。(作業効率を挙げるためのスマホが逆に時間を奪っている、、、なんとも皮肉なものだ)

冒頭にも述べたが何かを得られているなら別に使用していても問題ないだろうが、その逆でむしろ脳の衰退化も招いてしまっている。

私が提案した端末の組み合わせを実践することで、スマホ利用時間を最小限に抑えることが可能となり、浮いた時間は他に自分を磨く時間に使用することが可能となりバラ色の未来が待っていること請け合いだ。

しかもスマホを完全に無くすと言っているのではなく必要最小限に抑えることで、情報格差が発生することなくいいとこ取りとすることができるのだ。

スマホ利用で重要なのが、必要な情報を抜き出し、自分の頭で考えまとめることだ。このプロセスを身につければこれから始まる大情報格差社会という時代のうねりに取り残されること無く生きていく事が可能になるだろう。

以上