またやってしまった、、、一体何度失敗すれば気が済むんだよ。。。
そう、お酒の失敗のことである。私はお酒が好きなのだが、飲みすぎると悪酔いしてしまうめんどくさい奴なのだ。失敗するたびに飲み会のおぼろげな記憶がフラッシュバックし、激しい後悔の念に襲われる。おまけに、二日酔いでせっかくの休日が潰れてしまい更に落ち込む結果となる始末である。
こうした事があるたびに私は禁酒、もしくは断酒を誓うのだがその誓いもしばらくすると忘れ去られ、また失敗するという負のスパイラルに陥る。一体どうすれば良いんだよ、と途方に暮れるのだ。
今回の飲み会でのりを史上かつてないほどの反省をし、同じ過ちを繰り返さないため、また私と同じ悩みを持っている方になぜ断酒に失敗してしまったのかを考えてみたのでシェアしていこうと思う。
目次
断酒が難しい理由
今回私は断酒に失敗してしまった訳だが、断酒が難しい理由を改めて考えてみた。私が考える断酒が難しい理由は以下の点である。
- 気の緩み、心の弱さ
- 煽り人の存在
- 後悔を忘れてしまう
- 飲まないとによる反動
- 会社・付き合いの飲み
詳細を見ていこう。
気の緩み、心の弱さ
まず最初は「気の緩み、心の弱さ」だ。
当たり前の話しだが、仕事が終わった帰りや友人との楽しい食事などなど気が緩みまくった時にちょっとくらい良いだろう。という気持ちになる。
こうした気持ちで少しでも飲んでしまうとそこからどんどん酒を飲む量が増えていく。そして気がついたらまた失敗してしまうのだ。こうした経験に見に覚えのある方は多いのではないだろうか?
また、心の弱さも影響してくる。怒られたり失敗するなど、自分ではコントロールが難しい外敵要因によるストレスがかかると気持ちを早く楽にしたいという気持ちになる。また、寂しさというのも同様で突如襲ってきて心の隙間を埋めたくなるものだ。
こうした心の弱さを満たすべくお酒に逃げてしまうというわけだ。確かにお酒を飲んでいる時は嫌な感情を手放すことができるのだが一時的なもので後日飲みすぎたことによる後悔の念とともにそうした辛い気持ちが増大するので危険である。
煽り人の存在
酒を飲みすぎる人は嫌われることもあるが、だらしない姿を面白がるやからも少なからずいる。こうした輩は言葉巧みに酒を飲ませてくる。自分は全く飲まないのに、だ。こうした輩に煽られて酒を飲んでしまうのは自分も悪いのだが、そもそも我慢に我慢を重ねている人にとっては悪魔の囁きなのだ。
煽った人も一緒に飲むのならまだ話しはわかるのだが、最悪なのは飲ませるだけ飲ませて自分は安全な位置で見ているだけの人だ。さらに、泥酔して帰れなくなった人を放置して自分だけ先に帰るなんてもっての他だ!!
飲みすぎた自分も悪いのだが、凄く悔しい気持ちになる。
後悔を忘れてしまう
何事もそうだが、人というのは嫌な事は基本忘れるようにできているのだ。忘れてしまうと気が緩みお酒を勧められたり、飲み会を断りきれずに飲んでしまう。
悔しい気持ちを忘れずに精進するために臥薪嘗胆ということわざがあるように何かしら対策を取ることが必要なのかもしれないのだが、私の経験上飲まないというのが最も有効な手段である。
ただ我慢すると後述したような反動が伴う恐れがあるので両刃の剣なのだが。。。
我慢することによる反動
人という生き物は我慢すると必ず反動でその逆のことをし過ぎてしまうということがある。
少年の頃ゲームを禁止された家庭で育った子は大人になったらゲーム廃人になってしまう。恋愛などを禁止された厳格な家庭で育つと大人になって変態になる(私はこれをムッツリすけべ変態の法則と密かに呼んでいる)。
このように人というのは我慢しているとどこかで反動が訪れる訳だ。お酒の場合も同様で我慢しすぎると、ちょっとした気の緩みでお酒を飲むと飲みすぎてしまう。
会社、付き合いの飲み会
社会人でよくある、忘年会や歓・送迎会などなどどうしても避けては通れない飲み会の存在する。
断れば良いだけだという意見も聞こえてきそうだが、そんなに簡単な話ではない。なぜなら勤め人にとっては会社村という村で村八分になったら終わりだからである。
飲み会を断るということは、そうした村八分のリスクを背負うことになるため、よほどのことが無い限り飲み会の誘いは断るべきではないのだ。最も、これは上司や先輩、客などといった一定の権力がある人からの誘いに限られる。
そうした飲み会で周りが飲んでいる状況でお酒を飲まないようにするのは中々の気合が必要なのだ。周りを如何に不快にさせないかとか、酔っ払いのテンションに合わせるととか色々と難易度が高い。
そもそもなぜ酒を飲む飲むのか
そもそも論だが、なぜお酒を飲むのだろうか?私の場合を振り返ってみた結果を紹介していこう。
- 楽しい気持ちになるから
- 嫌な事を忘れられるから
- コミュニケーションが円滑になるから
- アイディアが思い浮かぶから
詳細を見てこう。
楽しい気持ちになるから
もっとも多い理由が楽しい気持ちになれるからだろう。私もお酒を飲むと気分が高揚してくだらない話しも楽しくなる。
そのため、友人とご飯を食べる時はもちろん、食事するときは決まってお酒を飲む。
普段ならなんてことの無い些細なことでも面白く感じ、楽しむことが出来てしまうので圧倒的に会話が楽なのだ。そもそも、共通の趣味が無いような会社員同士の飲み会など、会話は一般的なことに限られ面白いわけが無い。
話のネタが無い場合は酒のちからを借りるのが良いのだ。
嫌な事を忘れられる
嫌な事を忘れるために飲む人も多いだろう。
上司に理不尽な事を言われた時、失敗した時などなど生活している上でこのような外的要因によるコントロールできないストレスがのしかかり、少しでも忘れるためにお酒を飲んでしまうのだ。
お酒を飲むと嫌なことがあっても一時の間だけ忘れることができ、心が軽くなる気持ちになる。
コミュニケーションが円滑になるから
普段はあまり腹を割って話すことがない職場の上司や先輩などと話す際、居酒屋で一杯やりながら話すと上手く乗り切れる事が多い。なぜなら、お互い酒に酔っているという口実の元、無礼講状態でざっくばらんに腹の内を語ることができるためだ。
これを通称飲みニケーションという奴で今はあまり良いイメージは無いものの、こうした動機から飲む事もよくあることだ。
合コンなども同じような理由だろう。
私自身も普段あまり喋るタイプではないのだがお酒の力を借りるとベラベラとおしゃべりになれる。普段は人の顔色を伺い話さない事も何かのリミッターが外れそういうのを気にしないで話せるようになる。
アイディアが思い浮かぶから
私は大学院時代に研究に詰まった時や良いアイディアが浮かばない際はよくお酒を飲んでいた。なぜならお酒を飲むと不思議と様々なアイディアが湧き出てくからだ。
お酒というのは脳のリミッターを麻痺させ普段は自制心で押さえ込んでいる制約を外してくれる。そうなると様々なアイディアが湯水の如く現れるのだ。大体のアイディアは屑なことが多いのだがその中に時たまキラリと光るダイヤの原石のようなアイディアがあったりする。
そうしたダイアを掘り当てるために私はお酒を飲んでいたというわけだ。
断酒するには
さて、飲酒する理由や原因についてつらつらと述べてきたが、では今度はではどうすれば断酒ができるのかを考えてみた。
- 後悔を忘れない
- 運動して発散
- プチ断酒する
- 飲酒で失うものを認識する
後悔を忘れない
スポーツ選手が負けた試合を忘れないで精進するように、お酒で失敗したことをいつまでも忘れない工夫をするのが良いだろう。
例えば、醜態を晒した写真などあれば良い。それを常に見える場所に置いていつでもどこでも閲覧可能とする。まさに臥薪嘗胆な心持ちでその時の後悔の念を忘れなければお酒を飲むことを我慢できるのだ。
ただ、酒の上での失敗というのは一刻も早く忘れたいので思い出すということは大変な苦痛を伴うものだ。自身の失敗の写真や動画などを残しておき飲みたくなったら参照するのも良いだろう。
また、以下のような断酒に関する書籍を購入して読んだり、いつでも手に届く所に置いておくのも有効だろう。
運動する
運動といってもただ漠然とするものではなく、例えば筋トレやダイエットといった目標を持って継続的にやるものが望ましい。
特に筋トレは継続的に行う必要があり辛い練習を継続するのだからこそ、その苦痛を無にする飲酒は必然的に控えるようになる。
また、運動にはストレス発散の側面があるため、気分が落ち込んだ時、理不尽な理由で怒られた時などなど飲酒に走るのではなく運動で発散することができるのだ。
ただし、お酒と違い運動はいつでもどこでもできないためストレスがかかったら直ぐにできる様にするか定期的に運動できる環境を事前に用意して置くことが必要となる。
プチ断酒する
上述したが人間我慢しすぎるとさいつかどこかで爆発するものだ。人間の欲とは恐ろしいもので自分でもコントロールが効かないことの方が多い。
性欲、物欲、食欲などなどこれらをコントロールするには皆さんはどうしているだろうか?僧侶のように我慢してひたすら耐え忍んでいるのだろうか?
大方の人がそうではないと思う。かくいう私も今まで我慢してろくな結果を迎えたことが無い。
では、どうするかというと定期的なガス抜きをするのだ。
そこで提案したいのが、高級な店ではお酒を解禁するという方法だ。高級店でお酒を飲む場合、値段を気にしてあまり飲みすぎるということは少ないだろうし。高価なお酒な分一気に飲むのももったいない。
このようにして飲めば悪酔いすることはないというわけだ。
思い返してみれば飲み放題の店の安酒の組み合わせが飲みすぎの原因の一つだったように思う。こうした場所では一切飲まず、高級店でのみ飲むようにすれば飲みすぎるということは少なくなるだろう。
飲酒で失うものを認識する
飲酒で失う物を認識すると、お酒を飲むのが無駄に思えて飲む回数が減るだろう。
例えば以下3点など飲酒により失うものの代表だ。
- 金
- 時間
- 信用
特に時間とお金は限られるためくだらない飲み会で浪費するのはもったいないことなのだ。
実際私はここ2週間で3度ほどお酒を飲む機会に遭遇したのだがいずれもノンアルコールで通してみたところ、時間とお金を有効活用できたことを実感することができた。
具体的には、お酒を飲まない分会計時に割り勘で減額してくれたり、2次回には行かないようにできるためお金が以前よりかからなくなった。
時間的なことに関しては、ノンアルコールなら酔わないため会社が終わった後の飲み会だったのにもかかわらず、帰宅してからブログを書いたり、好きなことをする時間に当てられるため時間を有効活用できている。
まとめ
断酒が難しい理由
- 気の緩み、心の弱さ
- 煽り人の存在
- 後悔を忘れてしまう
- 飲まないとによる反動
- 会社・付き合いの飲み
お酒を飲む理由
- 楽しい気持ちになるから
- 嫌な事を忘れられるから
- コミュニケーションが円滑になるから
- アイディアが思い浮かぶから
断酒するには
- 後悔を忘れない
- 運動して発散
- プチ断酒する
- 飲酒で失うものを認識する
今回提案した断酒継続方法についてはほんの一部だと思う。自分の置かれている状況から適宜最適な方法を模索するのが良いだろう。そのための参考としていただければ幸いである。定期的な反省を重ねていくことが断酒の近道だろう。
もう、あの悲しい思いをしないためにも頑張ろうではないか。
以上