AIツールであるChatGPTが話題になっている。だが正直何に使用すれば良いか分からないという人も多いのではなかろうか。具体的には何が便利なの?どういう活用方法ができるの?
こんな疑問もあると思う。そこで、日々活用している私の事例を紹介して、どういう活用方法があるのか参考にしてもらいたい。
ここ3ヶ月ほど有料プラン(月額2700円)にも加入し、日々使っているが、もはや便利すぎて手放せないツールとなっている。こんな便利なツール、使わないなんてもったいない。ぜひ自分なりの活用方法を見出してもらいたい。
ChatGPTの活用事例
早速私の活用事例について紹介していく。活用事例は以下。
- 情報整理、分類
- データ分析
- プログラミング
- 人に出来ないような相談
- 自動化ツールとしての利用
それぞれ詳細を見ていくとする。
情報整理、分類
ブログ記事やプレゼン資料、ドキュメントなどを作成をする際、情報収集や自分の意見など書き出す事がある。これを人に伝えようと思った際には情報を整理した方が良い。
だが、情報の整理や分類というのは頭を使用するのでちょっと面倒、、そこで、ChatGPTの出番である。
例えばブログ記事を作成する際、まず自分の考えを書きなぐる。その内容を以下のようにChatGPTに分類の依頼をした。
そうすると下記の通り分類してくれた。
このように情報の整理や分類といったことが出来てしまう。もちろんこの程度であれば自分でも十分に出来るのだが、ChatGPTの良い所はこういった分類を一瞬で片付けてしまうのが凄い。
ちょっとした雑務ということをやってくれるので自分はメインの作業に集中できる。もちろん、こうした整理は後で責任を持って見直す必要はると思うが、最初の取っ掛かりにとしては十分である。
データ分析
データ分析にもChatGPTは使える。ブログ記事を書く際に検索してもらえるようにキーワード分析というのを行う必要があるのだが、これが面倒くさい。
こうした面倒くさい分析というのもChatGPTにやってもらえる。
以下、あるツールで出力したGoogleの検索データだが、そのデータをChatGPTへ渡して、狙い目のキーワードを分析してもらった際の依頼内容だ。
この回答が以下。こんな感じでデータから狙い目となる検索キーワードを洗い出してくれる。
このようにデータ分析も一瞬で行ってくれる。
ちなみに、こうした分析をAIにやってもらうと自分の成長にならないのでは?と思うかもしれないが、キーワード分析のやり方や着眼点を実例を元に学ぶ事ができるので勉強になっている。今ではわざわざ質問しなくとも自分でデータ分析も可能となった。
やはり、実例を見せてもらった方がわかりやすいとい。「百聞は一見にしかず」とはまさにこのことで、教育にAIは良くないという論調を見かけるが、そうでない場合もあるのだということを、この経験から思えるようになった。
話が逸れたが、このようにChatGPTは分析利用も可能だ。ただし、分析させるにも注意点があってChatGPTは記憶できるデータ量が限られている。大容量の生データを渡したところでエラーとなるだけで分析はできないので注意しよう。
ある程度データを綺麗にして絞り込んであげて、その上で分析依頼するという一手間が必要だ。
プログラミングでの活用
ChatGPTはプログラミングもできる。しかもかなり優秀で下手にググってコードを検索するより、ChatGPTはに聞いた方が良いコードを書いてくれる場合もあり、侮りがたい存在だ。
本サイトは1から私が構築したのだが、その際にChatGPTは大いに役立った。
例えば私の活用の一例だが本サイトの目次を作成した時に以下の質問をしてプログラミングしてもらった。
質問することでいい感じにプログラムを生成してくれるので非常に便利だ。
更にこうしたプログラミング以外でも、ちょっとした仕事用のツールを作成してもらったり、Excelの関数を作ってもらったりと様々な応用が効く。
ただ、プログラミングに関しては使いこなしが若干難しい所があって、書いてもらっても上手く動かないということはよくあるし、指示の仕方についても明確に伝えなければならないので試行錯誤する必要がある。プログラミング知識ゼロではやはり厳しいと言わざるおえない。
要件を漏れなく出して、いい感じに伝えることの難しさというのを体験できる。そういった意味でも面白いと思う。
分析の所でも少し述べたが記憶できる容量がそんなに大きくないので大規模なプログラムというのは書くことは出来ないし、指示できる量も限られてくる。そのため細かく指示を出す必要がある。どの程度で区切って質問するかなどは、プログラムの素養が求められる。
プログラミング的な素養と言えば下の世代の若者は義務教育でプログラミングを学んでいると聞く。そうした世代がAIとタッグを組んだら我々上の世代としては脅威である。それに負けない努力してく必要はありそうだ。
ChatGPTを使用したプログラミングについては下記記事でも詳しく述べているので是非合わせて読んでいただきたい。
新規タブ:Chat-GPTとプログラマの未来:AI時代のプログラミング
人に出来ないような相談
人にできないような相談をするのにもChatGPTは便利。
例えば、「XXXXくんが◯◯ということを言ってきたけどどういう意図があったのかな?」という様な質問で、周りの人に聞けないようなことを相談するには非常に便利だ。
人に聞かれたくない恥ずかしいこともあるだろう。こうしたことを質問すると客観的にアドバイスをくれるので気づきを得ることが出来たりする。
思い返せば青春時代、女の子に1週間で振られてしまった痛い思いでが筆者にもある。当時は何が行けなかったのか、どうすればよかったのか結局答えが出なかった。誰にも相談できず無力な自分を情けなく思ったものだ、そうした時にChatGPTがあればどんなによかったことだろうか、と思わなくもない。
具体的な事例は流石にプライベート過ぎるので例示はしないことにする。そんな恥ずかしいことは聞いていないとは思う、が念のため。
ちなみに、ChatGPTというのは膨大なデータを収集することで賢さを増していくAIであるため、質問した内容というのは学習データとしてデータを取られていると思った方が良い。そのため、具体的な個人情報や企業秘密というのは書かないようにして欲しい。
思わぬ事故につながる可能性もあるので要注意だ。
自動化ツールとしての利用
ChatGPTにツールを作ってもらって利用するのではなく、ChatGPT自体を自動化ツールとして利用する活用方法だ。
例えばカンマ区切りのCSVデータを作ってもらう場合を考えて見よう。CSVデータを作成する場合はExcelなどのツールを使用して、CSV出力するなどすると思う。
だが下記のようにChatGPTに依頼するとCSVデータ変換もやってくれる。
また、例えば住所フォーマットがバラバラのものを統一フォーマットに変換してもらうこともできる。
たとえば下記の通りバラバラのフォーマットの住所データがあるとする。これをChatGPTに変換してもらう。(この例もChatGPTに出力してもらった)
- 〒107-0052 東京都港区赤坂8丁目5-28
- 東京都千代田区皇居外苑1−1
- 150-8512 東京都渋谷区渋谷2-21-1
- 東京都渋谷区道玄坂2-10-12 シバヒロビル3F
- 〒650-0024 兵庫県神戸市中央区京町69番地の2
結果は以下の通り変換してくれた。
これ、人で手でやる労力を考えると、ちょっとした指示をするだけでいい感じに変換してくれるのだから便利すぎではなかろうか?
一般的に住所フォーマット変換は完璧にするのはプログラムでも非常に難しく、実現できない場合が多いのだが、そうした難しい変換作業も難なくやってしまうのだ。
同様に、時間がかかる単純作業とか複雑な事はChatGPTにまかせてしまうという活用方法は、有効利用すれば非常に強力なツールとなることがおわかり頂けただろうか。
さいごに:ChatGPTを100%信用するな
さて、ChatGPTの具体的な活用事例を私の例で紹介した。どのように利用するのかイメージが湧いただろうか?
ChatGPTは人間の仕事を奪うと恐怖を感じている人も多くいるかも知れないが、逆に上手く活用できれば個人の生産性を大幅にUPさせることも可能なスーパーツールである。
今後はこの活用を上手く行い、自分の時間を最大限増やして自身の価値を上げられるかが肝心だ。
ただし、ChatGPTをの言う事は100%正しいとは限らないことだけは覚えておいて欲しい。最近だと弁護士がChatGPTに法律文章を書かせたのだが、内容が嘘まみれで罰金刑を受けたという話があった。
ChatGPTは確率的に正解に近い情報を出しているに過ぎない、そのため最後は自身で責任を持ってチェックすることが大切だ。
以上、最後まで読んで頂き感謝