Amazonプライムビデオで最近ワンピースの映画がリリースされたので、今まで見てきたことのない映画を今更見てみることにした。
レンタルビデオ屋で借りてまで見ようとは思わないものまで見放題なら何となく見てしまう。Amazonプライムビデオは何ともありがたい存在だ。
話は逸れたが、今回は今更ながらワンピース初期の映画である「珍獣島のチョッパー王国」というアニメ映画を見たのでレビューする。
【映画情報】
- 上映日:2002年3月2日
- 上映時間:61分
- ジャンル:アニメ、アクション
- 監督:志水淳児
- 興行収入:20億円
概要【ネタバレあり】
チョッパーを仲間に加えた麦わら一味はグランドラインを旅をする。一行はナミが手に入れた宝の地図が示す島を目指すのだが、突如海底火山により船ごと吹き飛ばされてしまう。
吹き飛ばされた先にあったのは、なんと宝の地図にかかれていた珍獣島だった。珍獣島はその名の通り、珍しい動物たちが住んでいる。
色々ありチョッパーは一味とはぐれてしまうのだが、なんやかんやあって、チョッパーは珍獣島の動物王になってしまう。
そんな時、どっから湧いてきたのか分からない悪党が珍獣島の秘宝を手に入れるべく、動物達にひどいことをする。動物の王になったチョッパーは動物達を守るため、悪いやつに立ち向かうのだが健闘むなしくやられてしまう。
仲間であるチョッパーを守るため、ルフィが悪者たちに立ち向かう。苦戦するも最後は仲間を思う強い気持ちで勝利してハッピーエンド、、、、という内容だ。
内容は薄いカルピスを更に薄めたような薄さ
はっきり言って内容が薄い。薄めたカルピスを更に薄めたような映画だ。
島に着く→悪いやつが来る→倒す(終わり)って感じのテンプレ映画。ワンピースの絵でキャラクターがキャッキャと騒いで終わりだ。
ワンピースは私が小学生の頃にスタートした漫画なので上映当時見ればそこそこ楽しめたのかも知れない。時の流れを感じるとともに、私はもう少年には戻れないのかと、なんだか寂しい気持ちになった。
低予算のおまけ映画
上映時間が60分という所を見ると、夏休みによくある映画二本立ての1本だろう。作画も大したことなく、紙芝居になったり、作画崩壊したりと低予算臭が至る所で感じられる。(こいつはくせぇッー!低予算の匂いがプンプンするぜッーーー!!)
ギャグのキレもなく、キャラクターの魅力もイマイチ。メインキャラのはずのチョッパーの活躍も微妙で魅力が全く出し切れていないのが非常に残念だ。
ゾロもサンジもモブキャラに苦戦している始末。ジャンプ系の映画には良くある現象なのだが、なぜ映画になると途端に弱くなるのだろうか。。。
良い所は上映時間が短い所のみ
良い所を挙げるとするならば上映時間が60分と短いところだろう。それ以上ながければ私は最後まで見続けられる自信がない。
もう一つ良い所を挙げるとするならば、昔のワンピースってこんなだったなーという懐かしいさを感じられるところだろう。今のワンピースも好きなのだが、当時のワンピースもそれはそれで独特の雰囲気があって私は好きだ。
総評:雰囲気を味わう映画
小学生が夏休みに暇を持て余してる時にふとテレビを付けたら、なんかやってたから仕方無しに見るような映画だ。内容も終始抑揚が無く、深みも無いので雰囲気を楽しむためのものだろう。
夏のスイカや花火のように、ジャンプの低予算映画という感じで少年の頃の夏の風物詩みたいな映画だ。
とにかく懐かしいなぁという思いに浸りたい方は見ることをオススメする。
あと、普通に小学生低学年位の子なら普通に楽しめると思う。おじさんが見る映画ではなかったな〜と改めて感じた50分間だった。
以上
評価:★★
評価の理由は、最後まで一応見れたので
★の基準
★・・・・ 途中で飽きて見なくなる
★★・・・ まぁなんとか最後まで観れる
★★★・・ 少し楽しめた
★★★★・ 凄く楽しめた
★★★★★ 面白すぎてDVD購入しても良いかな
※★2つ以下は二度目は見ない