皆さんはRPAという言葉を知っているだろうか?RPAは今ITの世界で注目されている技術で各社こぞって取り入れている。RPAとは、定形作業の自動化の仕組みのことで、今回は今流行りの技術、つまり定形作業の自動化をアンドロイドスマホに取り入れる方法を紹介する。
実はこのRPAのように我々が普段利用しているアンドロイドスマホでも実現できるアプリがあるのだ。そのアプリについての紹介と私の設定、設定方法について述べよう。
この技術を利用すれば普段毎日やっているスマホの定形作業を自動でやってくれるようにすることができる。
この記事は、
- RPAに興味がある方
- アンドロイドで定形作業が煩わしいと思っている人
に向けて書いている。
目次
スマホ自動化アプリ:MacroDroid
このアプリは上述したRPAのように、アンドロイドスマホでい行う定形作業の自動化をしてくれる。
定形業務とは例えば、
- 朝家を出たら、マナーモードに切り替え、Wi-Fiオフ、Bloothoothオン
- 家に返ってきたら、マナーモード解除、Wi-Fiオン、Bloothoothオフ
- イヤホンを指したら、音楽アプリを起動
- 会社、学校についたらサイレントモードまたは電源を切る
といった作業だ。こうした作業は日々やっていると中々面倒なのだがやらないわけには行かない。そこでこのMacroDroidのアプリを利用すれば全て自動でやってくれるよう設定できるというわけだ。
上記以外でも応用すれば何でもできる。例えば、定期的に写真を取る。スマホをフルと加速度センサーでマイクをオンにする、GPSと連動して特定の場所に行くと通知する、などなど可能だ。
ちなみに無料版は5つまで設定を追加することが可能だ!
Wi-Fi起動し忘れによる動画サイト閲覧の恐怖がなくなる
スマホあるあるなのだが、ついついWi-Fiの起動を忘れてしまい、うっかり動画サイトを閲覧してしまうことがある。そして、気がついた時には時既に遅しで莫大な量の通信をしてしまい、あっという間に通信制限。
しかし、このMacroDroidを利用すればそんな心配からはおさらばだ。上述したように、家に返ったら自動でWi-Fi起動するように設定しておけば、うっかりミスを低減できるだろう。
また、特定のアプリを起動したらWi-Fiオンにしたり、通知を出してくれたりといった設定ができるのだ。どうだろう?このアプリの凄さが段々わかってきたのではないだろうか?
私の自動化設定の紹介
さて、私の設定の紹介しよう。現在利用している設定は2つ。
- 家のWi-Fi接続が解除されたら、Wi-Fiオフ、マナーモードオン
- 家のWi-Fiが接続されたら、マナーモード解除、音量調節、「おかえりなさい」と言う
この2つを利用している。特に2つ目の設定は中々気に入っており、アンドロイド端末に「おかえりなさいませ、のりを様」というようにしつけてある。このMacroDroidを利用すればスマホを喋らせることも可能なのだ!
このアプリを利用すれば設定次第でスマホを自分のコンシェルジュ化することができる。そして、ますますスマホの愛着が増すので手放せなくなった。
プログラム不要!?設定テンプレート利用で簡単設定
このアプリの良い所は、人が作ったロボを利用できる所だ。やりたいことが合ったらまずはテンプレートを探す。無かったら似たものを探して、設定を変えてやるだけで簡単にロボが作成できるのだ。
中々、自分一人だとどう使って良いのか迷うところだが人のアイディアを参考にできるのでイメージが膨らむというわけだ。
MacroDroidの設定方法
設定はプログラミングみたいで難しいというイメージがあるだろうが、そんなことはない。設定は至って簡単で、設定を選んで並べるだけだ。具体的には以下
- トリガーを選択
- 動作を選択
- 条件を選択(特定の曜日、時間、場所など)
「トリガー」とは動作のきっかけのことだ。GPS、Wi-Fi接続、充電ケーブル指した時などがトリガーに当たる。
「動作」とは、実際にスマホにさせたい動きのことだ。ライトをつける、喋る、通知音を鳴らす、マナーモードに切り替える、Wi-Fiをオンにするなどが動作がこれに当たる。
「条件」とはその名の通り、条件を指定する。特定の曜日だとか、時間、場所などの条件を指定できる。具体的な事例を1つ下記にあげよう。
例:電話が鳴ったら、電話に出る。相手がオレオレと言ってきたら電話を切る。
トリガー:電話が鳴る。
動作:電話に出る。電話を切る。
条件:オレオレと言う
のように分類できる。このようにMcroDroidはトリガー、動作、条件を設定してあげればスマホの動作自動化ができる。
そもそもRPAとは
RPAとはなんぞや?となると思うので簡単に説明する。
RPAとは、Robotics Process Automationの略で、ホワイトカラー作業(事務作業の事)をロボットが自動化してくれる仕組みのことだ。
ロボット?というとなんだか未来的な話になるが、要はExcelのマクロやプログラムみたいなもので、日々の業務で定型的な業務かつ膨大な時間がかかる作業をロボ(プログラム)にやってもらおうという取り組みだ。
例えば、とあるWebサイトでデータをダウンロードしてそれを複数の会社に送る、という業務をやっていれば作業はダウンロードして送るという単純作業だ。こうした作業は考えることが少ないくせにやたら時間がかかってしまう。こうした業務をロボに肩代わりさせようというわけだ。
代わりに、本業に集中して会社の売上を挙げたり、帰宅時間を早くさせてあげようというわけだ。世の中働き方改革といって、定時で社員を帰らせるようにしようという取り組みがあるが、そうした風潮のため様々な会社がこのRPAに注目しているというわけだ。
まとめ
- 自動化アプリ:MacroDroidはスマホの作業を自動化できる。
- テンプレートで簡単設定可能
- 設定は、トリガー、動作、条件の3つを選ぶだけ
- スマホを自分だけのコンシェルジュ化
最後に、、、
アンドロイドスマホの自動化アプリを紹介した。これで、日々の無駄な時間をちょっぴりだけ短縮できる。また、ヒューマンエラーによるミス(Wi-Fi設定ミス)の回避も自動でやってくれる様になるので生活の質が向上すること間違い無しだ。
スマホは無限の可能性を秘めている。他人と差をつけるためにはこうした最新技術をどんどん取り入れるのがこれからの時代生き残るためのコツではないだろうか?
君は、生き残ることができるか?
以上