【ネタバレ注意】映画ワンピース オマツリ男爵と秘密の島は隠れた名作!?

【ネタバレ注意】映画ワンピース オマツリ男爵と秘密の島は隠れた名作!?

最近は家に返ると、とりあえずAmazonプライムで何か見るようにしている。定期的にコンテンツの入れ替えがあるのだが、現在ワンピースの映画が多数見ることができるので色々と見ている。

 

今回は、「ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」という映画を見た。この映画は、一言で言うとワンピースではないけれど隠れた名作だ。ただし、好き嫌いが別れる問題作でもある。

 

ワンピース好きの人が見たらひょっとしたら期待はずれかもしれないので、ワンピースだと思わずフラットな気持ちで見ることをオススメする。

映画情報

  • 評価:★★★★
  • 上映日:2005年3月5日
  • 上映時間:91分
  • ジャンル:アニメ、アクション
  • 監督:細田守
  • 興行収入:12億円

 

の基準
・・・・ 途中で飽きて見なくなる
★★・・・ まぁなんとか最後まで観れる
★★★・・ 少し楽しめた
★★★★・ 凄く楽しめた
★★★★★ 面白すぎてDVD購入しても良いかな
2つ以下は二度目は見ない

トップ画像は公式サイトを参照

概要(注意:ネタバレあり)

バカンスが楽しめるというお祭り島の地図を見た麦わら一味は、この島に興味津々。島の地図には「もし君が― 海賊の中の 海賊の中の 海賊の中の 海賊ならば 信頼する仲間を連れて この島に来るがいい」という謎の言葉が書き記してあった。

 

その言葉を聞いたルフィは島に行くことを決断する。

 

ログも無いのにグランドラインの島にどうやってたどり着くのか、という私の疑問はさておき、一味はお祭り島にたどり着く。

 

島には、豪華絢爛なリゾート地があったのだが、そこにいたオマツリ男爵という謎の男が地獄の試練という様々な試練を課してくる。

 

一味は一致団結してその試練を乗り越えていくのだが、徐々に仲間内で険悪なムードになっていく。

 

一方でルフィは、一味の周りをコソコソと嗅ぎ回る、ちょび髭海賊団の船長を名乗るブリーフに出会う。ブリーフはルフィーに「オマツリ男爵に気をつけろ、オマツリ男爵は仲間をバラバラにする」と忠告してくる。

 

チョッパーも一人で島を探検中に沢山の謎のお墓を見つける。そこで、お茶の間海賊団という家族経営の海賊と遭遇する。

 

話を聞くとお祭り男爵の試練から逃げてきたのだと言う。そこで、オマツリ男爵はかつて海賊だった事を知るのだが、話に夢中になるうちに、お祭り男爵に背後から矢で射抜かれてしまう。。。

 

険悪なムードになったルフィ一味は一人は、また一人と姿を消していく。最後はルフィ一人となってしまうのだった。

 

そしてルフィーは仲間を取り戻すためにオマツリ男爵と一騎打ちをすることに。。。

作画のクオリティが半端ない

まずこの映画を見始めて思うのが、作画のクォリティが半端ないということだ。キャラクターもヌルヌル動くし、服装や仕草などキャラクターの良さをよく引き出している。

 

映像も鮮やかで凄く良く、手の混んだ作りだと分かる。

 

この映画を見た方はどこか既視感を覚えるだろうが、それもそのはず監督は時をかける少女やサマーウォーズを手がけた細田守監督なのだ。

ワンピースとは別物

キャラそれぞれの個性や魅力がうまく表現できている一方で、ワンピースの良さでもあるルフィのバトルシーンが微妙、というかほぼ見せ場が無い。

 

序盤こそワイワイと賑やかな楽しい雰囲気なのだが物語が進むにつれ徐々に暗雲立ち込め、最後はBGMすらなくなり不穏な雰囲気になる。

 

その雰囲気たるや、やり過ぎだろうと思わざる負えない程である。

 

見終わったあとは本当にワンピースを見たのか?と思うくらい爽快感がなく後味が悪い。

この映画は人を選ぶ映画!?

前述の通り、ワンピースとは違う何かほかの映像作品としての評価は高いと思うが、これをワンピースだと思って見ると期待を裏切られることとなる。

 

後半の恐い雰囲気から、小さいお子さんはトラウマになるんじゃないかってレベルの怖さが後半にはあるので要注意だ。

 

仲間は険悪なムードでバラバラになり、挙げ句のはてにはルフィを除く全員がやられてしまい絶望する場面は、何とも言えない怖さがある。

総評は★4つ

私としては、中々楽しめた映画で満足度は以外と高かった。パプリカやアキラなどの独特な世界観があるアニメが好きな人は中々楽しめるツウな映画ではなかろうか。

 

個人的には近年のワンピースの映画よりも楽しいと思っている。

 

ただ、後半暗い雰囲気や後味の悪さを考慮して今回は★4つの評価としたい。

 

これが2005年の映画だとは信じられないクオリティ。

 

以上