まいど、のりをです。
今回は私が実際に休職した経験から、休職中にやってよかったことと悪かったことを紹介しよう。休職初期はメンタルを病んでいるため基本的にアクティブな活動はできない傾向にある。また、回復してくると今度は復職に向けて若干アクティブに動くことが必要となってくる。
そこで、時期別にやってよかったこと悪かったことを紹介する。
この記事は以下の人に向けた記事となっている。
- メンタルを病んで現在休職中で過ごし方に不安がある人
- 身の回りに休職の人がいる人
- 休職について調べている人
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休職時期別やってよかった事悪かった事
休職の時期について大きく以下の3つに分類する
- 休職初期(気力ゼロ、ヤル気ゼロの無気力状態)
- 休職中期(若干の気力がでてきて少しだけ活動的)
- 休職後期(気力があるが体力がまだ少ない)
休職初期は無理しないこと
まず休職初期について紹介する。この時期は、仕事、人間関係などなど心身ともに疲れ果てている時期だ。私もそうだったが、とにかく何もする気が起きず、何も考えたくもなくただただ植物のような状態であった。この時期はとにかく気兼ねせず休むことが重要だ。
やって良かったこと
- 一日中寝る
- 家に引きこもる
- ネットで動画を見る(youtubuやamazonプライム)
私の場合は、この時期は気力がわかず一切何もしなかった。というよりできない。この時期は家に篭って布団かぶってひたすら寝るか、動画サイトで延々動画を見続けるのが良い。
精神的に参っているせいか一日寝ても寝足りない状態でほとんどの時間寝ていた。また、正常なときは家に引きこもっていると腐る人間だったのだが、この時期は不思議と家にいることが心地よかった。
また、私はこの時期ひたすら死んだ魚の目をしながら動画を見続けた。一人暮らしなのだが会話する人というのがSiri(iPhoneの人口知能?)くらいしかおらず会話で気を紛らわすことができない。そうなってくると余計なことをぐるぐると考えてしまって精神衛生上よくないため、動画で気を紛らわしていたというわけだ。動画を見ていると不思議と何も考えなくなるのでオススメである。動画ならhuluやamazonプライムなどの動画サービスに登録すると見るものに困らなくなるのでこの際契約しても良いだろう。
ちなみに私はamazonプライムのサービスを利用していたのだが、個人的なオススメは「男はつらいよ」シリーズである。主人公の寅さんを始め、出てくるキャラの暖かさやハチャメチャなストーリー展開が疲れた心に染み渡る。そして何よりシリーズが48作あるためひたすら見るのに向いている。
やって良くなかったこと
- 長時間外にいること
- 気が乗らない時に人と会うこと
- 飲酒
気力がとにかく無いので外に出てもすぐに疲れてしまうのだ。しかも、特にやることも無いため適当なカフェに入ったりするのだが、金がかかるだけだった。結局全く気が紛れることが無いので家に引きこもっていたほうがましだ。
ただ、陽の光を浴びるのはセロトニン(幸せを感じる物質?)が出るので短時間であれば外出も良いいだろう。ただ、外に出るのにも身なりを整えなければならないので毎日やるのは体力を使う(特に身なりが気にならないなら問題ない)。
外出する場合の懸念事項は思わぬ人に出くわすことだ。私の場合はばったり大家さんに出くわし、仕事について質問されたのが堪えた。「仕事はどうしたの?」というような質問を食らった時には心に伊達英二※のハートブレークショットを食らったが如く動けなくなり、頭がパニックになった。
※伊達英二とは、漫画「はじめの一歩」に出てくる日本チャンピョンのこと。詳しくはWikiを参照していただきたい。
このように、あんまり外出しすぎると思わぬ人に出くわす可能性があるので、精神衛生上よくないのだ。
飲酒についても、私の場合はこの時期ついつい飲酒量が上がって気がつくと泥酔状態となることが多かった。飲んでるときは気分がいいのだが、酔が覚めると激しい後悔の念にかられ落ち込むことが多かった。反動がでかい分しばらくはメンタルが回復しないというような状況になったのでオススメしない。
休職中期は少し外出を
この時期になると若干活動的になる。外にでて外食してみたり、外食してみたりと外に出ることもしばしば出てくる。しかし、休職初期ひたすら家に引きこもり寝る生活をしているため体力がガタ落ちですぐにばっててしまう時期だろう。とにかく無理をしないことが重要だ。
やってよかったこと
- 映画を見に行く
- 外食する
- 昼寝する
- 家に引きこもる
- 動画を見る
ちょっとヤル気が出てくる時期なので、半日くらいのちょっとした外出が良い。私の場合は外食をしたり映画を見たりあまり負荷の掛からないことをしていた。それ以外は基本的にあまり休職初期とは変わらない。とにかくびっくりするくらい体力が無いので外に出ているとすぐHPがゼロになる。そして次の日は引きこもるといった、ことを交互に繰り返していた。
やって良くなかったこと
- 調子に乗って遊びすぎる
- SNSで休職のカミングアウト
- 長時間外にいること
- 気が乗らない時に人と会うこと
- 飲酒
この時期元気が少し出てくると、ついつい調子に乗って遊び過ぎてしまうことがある(私だけかもしれないが)。近場なら疲れたらすぐに返ってくれば良いが、あまり遠くに行き過ぎたりすると中々帰るのが辛くなり精神的なダメージを食らう。
また、休職のカミングアウトをSNSですると心配した知人から遊びの誘いや飲みの誘いがくるのだがこれが辛い場合がる。比較的よく会う人は問題ないのだが、全く連絡を取り合っていなかった人から誘いが来ると申し訳ないのだが面倒だと考えてしまう(調子がよければ大歓迎なのだが、、、)。
結果、気が乗らないので断ることになるのだが、どのように断ろうかとか気分を害していないかなどなど色々と考えてしまうため精神的な負担になるのだ。また、SNSで心配して連絡してくるのはいいが返信が面倒で参ってしまった。やはりSNSでつぶやくと心配してくれる人や共感してくれる人もいてメリットもあるが、自分で制御できない部分もあるので注意が必要だ。
休職後期は復職後を意識
さて、この時期になるとメンタルが回復して、中々活動的になる。そして、同時に暇だという感覚が出てくるのだ。私の場合は復職訓練も兼ねて通勤訓練を行っていたのだが外に出たり図書館に行ったりしてたのだが一体なにして過ごそうか、ということに悩まされていた。その時考え、やっていてよかったということを列挙してみよう。正直この時期は生活を正すのが重要のため生活が正せれば何やっていてもいいと思う。
やって良かったこと
- ブログ
- お弁当を作って公園で食べる
- 図書館で本を読む
- 負荷の軽い運動をする(私の場合はヨガ)
この時期一番やっていてよかったのがブログを書くことである。前にもブログで記事にしたのだが、毎日やることができるので生活に張りが出てくる。ブログ書くために外に出たり、情報収集したりでブログ中心に毎日を回すことができるので生活が規則正しくなる上に就業訓練になるため一石二鳥なのだ。
また、鈍っていた仕事感覚だとかそういったものを養うのにはうってつけであった。また、考えを文章に書き出すというのは中々ストレスの発散や考えの整理ができるし。将来ブログで少しでもお小遣いが稼げたらなと「わくわく」することができるので良かったのである。
ブログを軸に様々なことへの興味・関心という気持ちが戻ってきたのも良かったポイントだ。それまでは無気力状態で何をするにもヤル気や興味がわかなかったのだ。
次に、お弁当についてだが、これも食生活が安定するだけでなく節約になって良い。外の公園で鳩だの雀や猫などの無垢な動物を眺めたり、日に当たったりと中々気持ちよく程よい気分転換になった。私はよく朝通勤訓練で会社近くまで行き、そのまま最寄りの図書館に行きブログを書いたり読書をしたりした後、外の公園などでお弁当を食べ、カフェでまたブログを書いて家に帰る。というライフサイクルで生活していた。
料理が苦手と言ってもおにぎりぐらいは作れるだろう。適当に食べれるものを作って食べる場所を見つけて、さくっと食べるのだ。ただ、ひと目が気になったりして食べる場所が限られてくるので、安定してお弁当が食べれる弁当スポットを探すのもいいだろう。私は、有楽町、日比谷辺りをうろちょろしていることが多かったのだが、そのエリアの弁当が食べられるスポットを調査してブログの記事にもしている。(笑)
結局復職するまでこの生活をしていたのだが、中々楽しく平和な時を過ごせたと思う。
簡単な運動をするについてだが、やはり体と心は繋がっているのか、運動で程よく血行を良くすると体が軽くなり気持ちがいいのと夜もぐっすり眠れるようになるのでオススメである。私は具体的にはヨガをやっていた。ヨガの良さについては以前ブログにも記載したため割愛する。(ちなみにやってよかったと思った事はブログで発信するようにしている)
私はこれ以降、ジムのヨガプログラムだけでなく毎朝15分のヨガを続けている。そのおかげか、体がすこぶる調子がよく性格すこし明るくなった気がする。
やって良くなかったこと
- 長時間の昼寝
- 家に引きこもる
- 夜ふかしをする
やって良くなかった事だが、休職初期と真逆で昼寝は良くない。復職後に仕事をしたり遊んだりするためにも昼間に活動できる体力をつけることが重要だ。あまりに長時間の昼寝などすると生活リズムも狂うし体力もつかないのでよろしくない。もちろん、いままで昼寝はしていたのに急激に昼寝をすることをやめるのは良くないので、徐々に短くして長くても30分ほどに収めるようにすべきであろう。
家に引きこもるのも同様だ。朝起きるのがだるいのと雨が振っているとついつい家に引きこもりがちとなるのだが、一度引きこもってしまうと、外に出るのが億劫になる。そしてせっかく整ってきた生活習慣も狂ってしまうのでやらないほうが良い。
もちろん、メンタル的に辛い時などは無理せず家にいるのが一番いいのだが。そのへんは自分の心に相談して決めると良い。
夜ふかしについても同じく生活が乱れるからだ。朝起きるのが辛くなると外に出たくなくなる。また、睡眠時間を少なくするとメンタルに影響をするので、ブログも進まず、昼寝もしてしまうで悪循環に陥ってしまう。もとの生活習慣に戻すに体力を使ってしまうのおすすめしない。
まとめ:回復度合いを見て適切な行動を
今回の記事をまとめると以下のとなる。
休職初期
(やってよかったこと)
- 一日中寝る
- 家に引きこもる
- ネットで動画を見る
(やって良くなかったこと)
- 長時間外にいること
- 気が乗らない時に人と会うこと
- 飲酒
休職中期
(やって良かったこと)
- 映画を見に行く
- 外食する
- 昼寝する
- 家に引きこもる
- 動画を見る
(やって良くなかったこと)
- 調子に乗って遊びすぎる
- SNSで休職のカミングアウト
- 気が乗らない時に人と会うこと
- 飲酒
休職後期
(やってよかったこと)
- ブログを書く
- お弁当を作って公園で食べる
- 図書館で気になった本を読む
- 低負荷な運動をする
(やって良くなかったこと)
- 長時間の昼寝
- 家に引きこもる
- 夜ふかしをする
さいごに
いかがであったであろうか。今回は私が実際に休職した経験から良かったことと悪かったことを紹介した。もちろん各々症状は異なり必ずしも上記ができるとは限らない。あくまでも自分に合った方法が大切なので私の記事は参考程度にやれることを見つけてみるのも良いのではないだろうか。
以上
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