止まらない物欲の抑え方!?物欲と上手な付き合い方

止まらない物欲の抑え方!?物欲と上手な付き合い方

自慢じゃないが、どういうわけか私は常に金欠だ。(本当に自慢じゃない)ちゃんと働いてるし毎月それなりのお給料だってもらっているはずなのにだ。高い服を買うわけではなく、物もそんなに買っているわけでもない。飲みにだってそんなに行ってないはずなのに不思議でしょうがない。

私の貧乏話はさておき、皆さんは欲しいものがあったらどうするだろうか?迷わず買う?我慢する?とにかく人によってそれぞれだろう。私の行動はだいたい以下の2パターンとなる。

  1. カタログやwebサイトなどを見て情報収集
  2. 代用できるものを探して使う。

ほぼこの2パターンの行動を取る。ただし本当にほしい物であったり、必要に迫られたものはこの限りではない。

カタログやwebサイトで情報収集

まず私が最初に行う行動の1つとして、カタログやWebサイトや口コミ、レビュー、実店舗で確認などありとあらゆる方法を駆使して様々な角度からその欲しい商品についての情報を調べ尽くすのだ。そして、それをあたかも自分で持っている場合を想定して脳内シュミレーションを繰り返し行う。この商品が本当に必要なのかを見極めるためだ

また、脳内シュミレーションをする内に、段々とその商品への所有欲が衰えるときがある。大体1,2ヶ月の周期であるがピタット欲しく無くなるタイミングがあるのだ。本当に必要の無い商品であればこのまま買わないまま終わるのだが、それでも所有欲が湧き上がることがある。こうした商品は買うことで決して損はしない。

所有欲の波が繰り返し襲ってくる場合は購入に至っても良いだろう。何を隠そう私の今ブログを執筆で活用しているThinkPad X220もそうして購入した商品の1つだ。購入当時MacBookが現役だったためそちらを使っていたのだが、ある時町中で見かけたThinkPax X220に一目惚れ。しかも伝統の7段配列キーボードの最終モデルということもあり大いに物欲に支配されたのだが、その時はぐっとこらえて情報を徹底的に調べ上げた。結局半年ほど悩み所有欲に何度も襲われて買うに至るのだがMacBookが戦力外通告となった今では大いに役立っており、あの時の買い物は間違いなかったと確信している。

代用できるものを探して使う。

私の行動で最も多いのがこれだ。身の回りにあるもので欲しいものの代用となるのかを検討してみる。検討の結果代用できそうなものがあればそのまましばらく使ってみるのだ。そして、使った結果どうだったのかを考えてみる。

例えば最近だとテレビ台が欲しかった。32インチの液晶TVを持っているのだがテレビ台を所有していないため床に直おきしていた。ゲームや映画鑑賞をする際にどうしても視線が下になってしまいどうにも見づらく、部屋の景観もよろしくない。

そこで、まず私はとにかく商品を調べるところからスタートした、値段、デザイン、利便性などなどインターネットを駆使して調べ上げる。それと同時に部屋の中でテレビ台に転用できそうなものを検討した。検討の結果私が以前買って持て余していたロジクールのスピーカーに着目した。私の持っているスピーカーは40㎥ほどの正方形のサブウーハーがついており、30インチの液晶モニターならば難なく載せることができる。なおかつ程よい高さがあるため私の要件を満たしてくれるのだ。そして、普段スピーカーだけ利用する際に邪魔だったウーハーの置き場所ができるのでまさに一石二鳥。試しにテレビを載せてテレビ台として利用したのだが、問題なく利用できるため今では私のウーハーはテレビ台としての役割を果たすこととなった。こうして私はテレビ台の購入代金を見事浮かせることに成功した。

ウーハーテレビ台の図

このように代用品で事足りてしまうのかどうかを検討して、代用品があるのなら使いながら考えるのだ。それで事足りてしまうのであれば、結果欲しいものを買う必要がないことを知ることができる。しかし、ストレスがかかったり生産性が悪かったり何らかの不便があるとなったら初めて新しいものを購入を検討したほうがいいだろう。と、私はこのように考えるようにしている。

物欲に対して我慢は一番最悪の反応

ただ、ほしいと思って一番やってはいけないことがある。それは、無理に我慢することだ。何事でもそうだがこの我慢というものははいつかは弾けて思わぬ方向に跳ね返ってくる。幼少期ゲームを禁止された家庭で育った子は大人になるとゲームをやりまくる。性に関するありとあらゆる事を抑制されてきた人は、、、言うまでもなく変態になる(高学歴やムッツリに変態が多いのはこのためだ、と思う)。物欲も同じく我慢すると弾けて結局大出費をするはめになるため侮れない。物欲に駆られて買ったものはいい事もたまにはあるかもしれないが、私の経験上悪いことの方が多い気がする。

物欲にかられて衝動買いすると損をする

古い話になり申し訳ないが当時少年達の間でハイパーヨーヨーが爆発的に流行っていた。ハイパーヨーヨーは超絶人気なためどこの店も品薄で手に入れるのは困難を極めた。そんなある日、最新モデルのハイパーヨーヨーが出るとの噂をどこからか聞きつけ私はおもちゃ屋に急行した、、、

やっとおもちゃ屋に着くとそこにあったのだ!私が恋い焦がれほしいと思っても買うことができなかったハイパーヨーヨー!!しかもその最新モデルだ!?これを持って学校へ行けばたちまち人気者になれる。興奮で鼓動が高鳴る中、私はえも言えぬ違和感を覚えた。おかしなことにあれだけ人気の商品、しかも最新モデルなのにやけに売れ残っている。きっとここは穴場なのだと考えることにした。なによりハイパーヨーヨーに目がくらんだ私はそんなのはもはやお構いなしに即決で購入を決めた。この時確か5,000円ほどとかなり高額なヨーヨーだったと記憶している。私はなけなしのお小遣いをはたいてその最高級の品を購入し、すぐさまこいつを相棒と呼び家にいる時はもちろん、寝る時も片時も肌身はなさず持ち歩いた。最高に幸せの気分だった。

後日嬉しさのあまり、クラスのメンズに自慢しようとこっそり学校に持っていったのだが、そこで私は衝撃の事実を知ることになる。同じ日に購入していた友人も学校に持ってきていたのだが何やら私の相棒とは様相が異なる。。。

結論から言うと私の相棒は中国製のパチモンだった。私は目の前が真っ暗になりその時の衝撃が今でも鮮明に思い出せるほどだ。5,000円とは少年にとっては高額だ。大人になった今で言う50,000円ほどの価値があったのではなかろうか?なんとも残酷で世知辛い世の中だ。この世には神も仏も居ないのかと自分の運命を呪った。

この後私の相棒はほどなくして壊れ、その耐久性の脆さから改めてバッタモンだったことを痛感。見事燃えないゴミとしてその短い天命をまっとうしたのだった。

少年の日ののりを回想編おわり。

少々話が長くなったが、言いたいことは衝動に駈られた買い物は時として損をすることが多くある。愛着も薄いし本当に必要がなければそのうちタンスの肥やしとなるのがオチだ。現代ならメルカリで出品する手もあるのでまだましだが、それでも損害は免れない。

お金をかけるなら一番使うものに

結果的に物をほとんど買わなくなったわけだが、これだとあまりに物を買わないことになる。それはそれで問題となることに最近気がついた。一体何にお金を使えばいいんだ?という疑問が生じたのだ。

みんながみんな私のような思考回路になると日本経済が立ち行かなくなり、日本は没落しディストピアなヒャッハー(北斗の件のモヒカンがはびこる世界のイメージ)な世界まっしぐらである。

このままじゃ日本の未来が危ういのは言うまでもないが、せっかく汗水垂らして働いても、お金を使わなければ何も報われない。物を所有することで幸せを感じるようになった現代社会を生きる我々としては死活問題だ。そのため、お金の使い方についての私の考え方を1つ紹介しよう。

それは、基本的なことだがシンプルによく使うものには大いに金をかけるべし!ということだ。

例えば、寝るときに利用するマットレス、枕、仕事用のキーボード、営業ならば腕時計や服、といった具合に自分の回復や戦闘力アップのためにパラメーターを割り振るのだ。

ちなみにマットレスについてはこちらで記事にしている。

弘法筆を選ばずというが、あれは嘘だ。超スーパーウルトラプロフェッショナルな人ならばそうかもしれないが、我々はそうではないので筆は選んだほうがいい。

1/1スケールの射手座の黄金聖衣

聖闘士星矢でいうならば、彼らは戦うとき身に纏う聖衣にかかわらずより小宇宙(コスモ)※1を燃やしたほうが勝つと言われる。そして、主人公達、青銅聖闘士(ブロンズセイント)の青年達が黄金聖闘士(ゴールドセイント)と戦い勝利するというなんとも少年ジャンプ的な熱い展開となる。

しかしあれは、青銅聖闘士達が究極の小宇宙、セブンセンシズ※2に目覚めたからであり、なおかつアテナ(戦いの神)の加護があったからこそ黄金聖闘士に勝てたのであって普通戦っていたら黄金聖闘士に青銅聖闘士が勝てるわけがないのだ。

何がいいたいかと言うと、セブンセンシズに目覚めない普通の我々は黄金聖闘士と対等に渡り合うには同じく黄金聖衣を身に纏うしか方法がない。

(※注釈)

  • 小宇宙:コスモ:聖闘士(セイント)と呼ばれる地上の愛と平和を守る男たちが戦う時に利用するパワーの源
  • セブンセンシズ:視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚、第六感である霊感、直感の次にある第7感のことをセブンセンシズと呼ぶ。セブンセンシズに目覚めたセイントはその小宇宙が究極まで高まり黄金聖闘士を凌ぐと言われる。
  • 聖闘士(セイント):神話の時代より地上に邪悪がはびこるとき必ずや現れるという希望の闘士。
  • 聖衣(クロス):聖闘士が戦う時に身を包む防具。その強さは青銅<<銀<<<|越えられない壁|<<黄金というような位置づけ。

また、できないのは道具のせいにしないためにも最高の物は必要だ。最高の物を手に入れるためにはお金をケチってはいけない。このことは心のノートにメモしておく事をおすすめする。

のりを人生最高額のマットレスの図

ちなみに、超大物ユーチューバーであるヒカキン氏でさえ使用している撮影、編集機材は最高のものを利用している。動画でも紹介している通り、氏の買い物基準としては自分の仕事、夢のための道具についてはその時自分が払える最高の金額を出して買うそうだ。流石である。

さいごに

さて、上記のような基準で買い物をすれば少なくとも無駄金を使うことはなくなる。お金は使うのは簡単だが、稼ぐのは凄く難しい。私はブログをやっていてつくづくそう思うのだ。貴重なお金だからこそ、一円たりとも無駄にしてはいけない。川に小銭を落とした一休さんに大変な苦労をかけて川底から拾い出すことを命じた鬼畜坊主おっしょうさんもたとえ少ない金だろうと無駄にしてはいけないというような事を言っていた気がする。おっしょうさんが言うんだからこれは間違いない!!

上記経験から、私は欲しい思っても上記2パターンの行動をまずは取り本当に欲しいかどうかを検討する。これだけで俗に言う衝動買いを抑制し本当に必要なもの、自分にとって価値のあるものを買うことが出来るようになってくる。

よく吟味して購入したものは愛着が湧き大切に長く使うことができる。やはり、やっとのことで手に入れたものだからこその良さというものがあるのだ。

おわり